わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。(ヨハネ6:57)
私たちは幸せで健康な生活が続くことで苦しみに遭わず、死の恐怖を体験しない人生を手に入れたいと望んでいます。
聖書には、預言者を通して語られた神からの啓示があります。待ち望んだキリストが地上に来られ、信じた人に永遠のいのちを与えてくれるという約束が書かれています。救世主待望の歴史が何千年と続き、2千年前にイエス・キリストが地上に来られたのです。
天から下ってきたいのちのパンであるイエスは、私たちが永遠のいのちを得る方法について語られました。
イエスは彼らに言われた。「まことに、まことに、あなたがたに告げます。人の子の肉を食べ、またその血を飲まなければ、あなたがたのうちに、いのちはありません。わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、永遠のいのちを持っています。わたしは終わりの日にその人をよみがえらせます。わたしの肉はまことの食物、わたしの血はまことの飲み物だからです。わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。これは天から下って来たパンです。あなたがたの父祖たちが食べて死んだようなものではありません。このパンを食べる者は永遠に生きます」(ヨハネ6:53〜58)
天から下ってきたパンであるイエスは、永遠のいのちについて「私の肉を食べ、またその血を飲まなければいのちはない」、そして「終わりの日にその人をよみがえらせる」と語られました。その人をよみがえらせるとは、イエスの再臨のときに最後の審判で無罪とされることで、朽ちない新しい体を着せられ、天の御国に入れるという意味です。
聖書の福音によると、①天の父が最初にいのちを持っていて、②地上で生まれたイエス・キリストにより、信じる人にいのちを得させ、③イエスの弟子たちにイエス・キリストにより聖霊が下りいのちを得て、神の言葉であるイエスを食べる者は永遠のいのちを得ると語られています。
いのちのパンであるイエスの肉を食べるとは、聖書の御言葉を信じて受け入れ、イエスと心が一つになる人のことです。私の教会の牧師は、これを「イエス・キリストと一心同体になること」と表現されました。このように日々、聖書の言葉であるイエスを受け入れ、イエスと心一つとなると栄化されていき、キリストの似姿に変えられていきます。それをイエスは望んでおられます。
イエスの血を飲むとは、イエスの十字架刑の意味を理解して、自分の罪の身代わりとして死なれたイエス・キリストを救い主として受け入れることです。そして永遠のいのちは聖霊により得ることができます。いのちを与えるのは御霊です。
いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことばは、霊であり、またいのちです。(ヨハネ6:63)
神は霊であり、天地万物を創造し、人間を創造し、すべてを治められています。今の時代はアダムとエバによる神への裏切りから悪魔の支配が全世界を覆いましたが、2千年前、イエス・キリストの十字架の死刑により罪贖(あがな)われ、福音が完成されました。
いのちのパンであるイエスご自身が永遠のいのちの言葉を持っておられます。神の聖者であるイエスを信じて告白し、神の言葉であるイエスをキリストと信じる者は聖霊によりいのちが与えられて救われ、最後の審判のときによみがえり、天の御国に入れます。神の御子イエスは、その素晴らしい福音を完成された方です。
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