日本基督教団がこのほど発表した最新の教勢報告によると、2020年度の日曜礼拝出席数は前年度比23・3%減の3万6973人で、前年度(4万8219人、同3・2%減)と比べて大幅な減少となった。コロナ禍による外出自粛の影響とみられる。
教会学校の出席数と受洗者数も大幅に減少した。教会学校の出席数は前年度比25・8%減の8188人、受洗者数は同20・8%減の743人だった。前年度は、教会学校の出席数が1万1030人(同3・5%減)、受洗者数は938人(同13・6%減)だった。
教会数は前年度比0・5%減の1666、信徒総数は同1・6%減の16万1103人、現住陪餐会員数は同3%減の7万5087人、現任教師数は同1・3%減の1931人で、いずれも減少した。
礼拝出席数が最も多いのは東京教区で6427人、次が神奈川教区で3169人、大阪教区が3109人となっている。現任教師数で見ると、最も多いのは東京教区で304人、次が関東教区で165人、続く大阪教区が159人だった。
一方、礼拝出席数が最も少ないのは沖縄教区で325人、次が奥羽教区で911人、続く東中国教区が976人だった。現任教師数が最も少ないのは沖縄教区で21人、次が東中国教区で41人、続く奥羽教区が58人だった。
現任教師一人当たりの信徒数を教区別で見ると、最も多いのが東京教区で112・09人、次が神奈川教区で95・91人、続く兵庫教区が92・34人だった。一方、最も少ないのは沖縄教区で38・57人、次が東北教区で55・33人、関東教区が63・51人と続いた。
現任教師数の内訳を見ると、教会担任教師は1666人、巡回教師は8人、神学教師は27人、教務教師は214人、在外教師は16人だった。一方、教会や神学校などに籍を置かない無任所教師は653人と、教師数全体の2割を占めた。また、教師に占める女性の割合は24・6%だった。