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米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判

2021年1月8日20時04分
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関連タグ:フランクリン・グラハム創造論米国
米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判+
「父」や「母」のような性的区分のある言葉の使用をやめる規則変更を投票で決定する米下院の第117回議会の様子(写真:米下院のライブストリーミングより)

米下院で「父」や「母」のような性的区分のある言葉の使用をやめる動きがあることについて、米大衆伝道者のフランクリン・グラハム氏が、神の権威を否定するものだと批判している。

グラハム氏は3日、フェイスブック(英語)に「ナンシー・ペロシ下院議長と民主党のジェームズ・マクガバン下院議員は、いわゆる非包摂的な言葉の使用を停止するために、彼らが性的に包摂的だとする言葉を法制化するため、下院の規則に一連の変更を加えると発表しました」と投稿。「実際に彼らは、父、母、息子、娘、おば、おじ、夫、妻などの単語の使用停止を提案するのです。信じられますか」と述べた。

さらに「これらの提案された変更は、今日(3日)から始まる下院の新会期開始直後に表決されます」と言い、聖書の創世記1章27節から、神は「(人を)男と女に創造された」を引用。性的区分のある言葉を排除する動きについて、「創造主の顔に拳を振り上げ、その権威を否定することだ」と述べた。

「進歩的だと主張する人たちのやり方が認められるならば、私たちはごく短期間でこの国を認識することさえできなくなるでしょう。このばかげたことに反対票を投じるよう皆さんの(選挙地の)下院議員に伝えてください」

下院では4日、この決議案の表決(英語)が行われ、民主党議員は217人が賛成し、共和党議員は206人が反対し、それぞれの党是に従う形となった。下院は民主党が過半数を握っているため法案は可決され、この規則変更は第117回議会の2年間の会期中は有効なままとなる。

共和党のケビン・マッカーシー下院院内総務はこの決定について、ツイッター(英語)に「これはばかげている」と投稿。その上で「一人の父、息子、そして兄弟として署名」と、あえて性的区分のある言葉を付け加えた。グラハム氏は自身の投稿で、このマッカーシー氏の投稿も引用した。

決議案(英語)では、「父、母、息子、娘、兄弟、姉妹、おじ、おば、いとこ、おい、めい、夫、妻、義父、義母、義息子、義娘、義兄弟、義姉妹、継父、継母、継息子、継娘、継兄弟、継姉妹、異父母兄弟、異父母姉妹、孫息子、孫娘」という言葉をそれぞれ、「親、子、きょうだい、親のきょうだい、いとこ、きょうだいの子、配偶者、義親、義子、義理のきょうだい、継親、継子、異父母きょうだい、孫」に言い換えるとしている。

また、下院委員会の委員長に「チェアマン(Chairman)」という言葉を使わず、代わりに「チェアー(Chair)」という言葉を使うようにも定めている。この他、議員辞職に関する文言も「彼または彼女は辞表を提出する」から「辞職する」に置き換えられ、「彼または彼女(he or she)」という表現が使われているすべての箇所が「その議員」「その代議員」「その駐在弁務官」などに置き換えられることになる。

一方、ペロシ下院議長は、下院における性的区別のある言葉の使用取りやめを支持しているが、自身のツイッターのプロフィール(英語)では、自らを「母、祖母、ダークチョコレートの鑑定家」と、性的区分のある言葉を使って表現している。

性的区別のある言葉をめぐっては、合同メソジスト教会の牧師でもあるエマニュエル・クリーバー下院議員が3日、第117議会の開会の祈り(英語)をした際、最後に「アーメン、ア・ウーマン(Amen and A Woman)」と述べたことで、多数のクリスチャンから批判を浴び、炎上する騒ぎとなった。アーメンはヘブライ語(אָמֵן)で、「本当に」「まことにそうです」「そうありますように」といった意味を持つ言葉。英語表記では「Amen」と男性(man)の複数形である「men」が含まれるが、言葉の意味とはまったく関係ない。

米下院で「父」や「母」などの単語使用不可に フランクリン・グラハム氏「神の権威否定する」と批判
牧師として「アーメン、ア・ウーマン」と言って祈りを締めくくる民主党のエマニュエル・クリーバー下院議員(写真:同上)

グラハム氏は4日、この件についてもフェイスブック(英語)に投稿し、次のように述べた。

「民主党のエマニュエル・クリーバー下院議員(ミズーリ州出身)が昨日(3日)、第117回議会を祈りのうちに開会しましたが、彼は『アーメン、ア・ウーマン』と言って祈りを締めくくりました。恐らく、議題に上っていた男女の平等やジェンダー問題について政治的な表明をするために、この祈りの時を使おうとしたのだと思います。悲しいかな、これが今の私たちの現状です。2021年の素晴らしいスタートとはいえません。アーメンという言葉は、単に『そうありますように』という意味であり、それが祈りの最後に言われる理由です。これは性別とは何の関係もありません。残念なことに、議会の一部の人にとっては、祈りさえも、もはや神聖なものではないのです。ただ一つ明確なのは、私たちは、ますます祈りが必要だということです。アーメン!」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
関連タグ:フランクリン・グラハム創造論米国
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