私たちには、イエス・キリストから大切な命令が与えられています。それは、「大宣教命令」です。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい」という命令です。これは、私たちへのお勧めではなく、「命令」です。
この、「大宣教命令」の「全世界に出て行き」という言葉は、とてもスケールが大きく、世界宣教のイメージを膨らませることのできる言葉だと思います。この言葉を握りしめて未開の地への宣教や、遠く離れた地への宣教に人生をささげた宣教師たちのことを、私たちは知っています。彼らを尊敬しますし、憧れもあります。
しかし、すべての人が、彼らと同じように行動できる訳ではありません。「全世界に出て行け」と言われても、状況や環境が、それを許してくれない場合もあるでしょう。しかし、「大宣教命令」は、「全世界に出て行き!!」と私たちに命じるのです。
主の命令に従うためには、どのようにすればよいのでしょうか??
実は、「全世界へ出て行く」ための「門」は、私たちのとても近くにあるのです。航空券もパスポートも必要ありません。大きな旅行用トランクも持たなくても大丈夫です。
その「門」は、私たちの一番近くにいる「隣人」なのです。私たちに与えられた一番近い人「隣人」にシッカリ「福音」を伝えること、そして救いに導くことが「全世界に出て行く」第一歩なのです。世界中のクリスチャンが、おのおのの一番近い人に「福音」を伝えることこそ、「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝える」ことを実現する一番大切な方法なのです。
あなたが今年、主に導きたいと思っている「隣人」は明確に決まっていますか?
これからの1年間、主からの愛をもって仕える「隣人」を明確にすることは、とても重要なことです。あなたが今年、仕えようとしている「隣人」は3名でしょうか?5名でしょうか?あるいは7名でしょうか?
一人一人の名前をリストに書き出し、名前の漢字や読み仮名も正確に記憶し、彼らの必要や祈りの課題もリストに書き込み、毎朝早く起きて彼らのためにシッカリ祈ることから始めましょう。朝一番に「隣人」を意識することにより、彼らのために何をすべきかが明確に示されてきます。
友人としての信頼関係の中で、教会の礼拝に誘うタイミングも必ず示されます。
1人のクリスチャンが、1年に1人の「隣人」を教会に導くことができれば、教会は必ず成長拡大することになります。
ある意味で、私たちはすでに、「全世界」の一番東の端の日本という国に、主によって派遣されているのです。そしてその場所で、私たちが主から委ねられた「福音」という世界最高に価値ある情報を、一番近い「隣人」に伝えていくことが「大宣教命令」に従うということなのです。
アグレッシブに伝道しましょう!! ハレルヤ!!
あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。(マルコの福音書12章31節より)
全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。(マルコの福音書16章15節より)
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