キリスト教系の国際NGOグッドネーバーズ・ジャパン(東京都大田区)は9月から、各家庭で不要になった「お宝」で世界の子どもたちの支援ができる「お宝エイド」プログラムへの取り組みを開始した。このプログラムは、古物商「お買取屋さん目黒山手通り店」を運営するTMコミュニケーションサービス(東京都目黒区)が、支援者から各家庭に眠るお宝を寄付してもらいNPO・NGO活動資金にしようと、社会貢献の一環として取り組んでいるもの。
グッドネーバーズは昨年から、アパレルリサイクル事業に取り組む株式会社ベクトル(岡山県岡山市)と共同で、古着を寄付・リサイクルして世界の子どもたちを支援する「リサイフク」プロジェクトも展開しているが、今回新たに取り組みが始まった「お宝エイド」では、不要になった貴金属・ブランド品・携帯電話・スマートフォン・金券・切手(使用済みも可)・古銭古紙幣・古美術・骨董品など、非常に幅広い品目で世界の子どもたちを支援することができるのが特徴。
支援者の家庭に眠るお宝は、お買取屋さん目黒山手通り店が買い取り、その買い取り額に、同社が「お宝エイド協力金」として10パーセント上乗せした額がグッドネーバーズに寄付され、支援活動を実施しているアジア・アフリカの子どもたちのために使われる仕組みとなっている。
家庭でのお宝はもちろん、学校や会社でも参加することもできるので、バザーなどのイベントや引っ越し・大掃除の時もお宝発掘のチャンスだ。書き損じはがき2枚分(90円)でも、エチオピアでは4人の子どもに食事を提供することができ、切手約2500円分でケニアの子ども10人に学用品セットを提供できるという。グッドネーバーズは、「『こんなものでも値段がつくかしら』と思う意外なものでも、途上国の子どもたちの生活環境を改善する『お宝』になる可能性があるので、まずはぜひ送ってほしい」と参加を呼び掛けている。
■参加方法
手数料や送料など、支援者の負担は一切なし。
STEP1 家で眠っている「お宝」を梱包。
STEP2 ゆうパック(日本郵政)の着払いで集荷依頼。
STEP2-1 日本郵政に集荷依頼の電話をかけ、「着払い」伝票をもらう。
STEP2-2 「着払い」伝票に下記のように記入。
▽送り先:〒153-0063 東京都目黒区目黒3-8-10 お宝エイド 受付センター
▽電話:03・5719・6665
▽品名:「GNJP宛『お宝エイド』」扱いと記載。
※送付先を誤ってグッドネーバーズ・ジャパン事務所にしてしまうと、受取拒否で返送されるので注意すること。
STEP3 発送した荷物は、お買取屋さん目黒山手通り店で査定され、査定額に10パーセント(一部商品を除く)上乗せした額が、寄付金としてグッドネーバーズ・ジャパンに送られる。
「お宝エイド」プログラムについて、寄付できる品物や送付方法など「発送前」の詳細・問い合わせは、「お宝エイド」受付センター(電話:03・5719・6665、ホームページ)まで。査定額や領収書など「発送後」の詳細・問い合わせは、グッドネーバーズ・ジャパンのお宝エイド係(電話:0120・916・010、メール:[email protected]、ホームページ)まで。