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闇から光へ

闇から光へ~的外れからの解放~(7)佐伯玲子

2016年5月23日07時32分 コラムニスト : 佐伯玲子
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関連タグ:佐伯玲子

4歳の頃、父の仕事で香川県さぬき市から愛知県豊田市に一家で引っ越しました。うどんから、きしめんの地へと変わってもなお、四国八十八ヶ所霊場の寺(志度寺)近くで生まれ、真言宗の仏教家庭に育った私には、イエス様と触れ合う機会はほとんどありませんでした。

クリスマスも「良い子にしていたら、サンタさんがプレゼントをくれる日」くらいにしか思っていませんでした。それでも後に、誰かから「イエス様の誕生をお祝いする日」と教えてもらい、何となく、クリスマスとイエス様がつながったという程度でした。

ですから、どれだけ偉大なお方なのか、など知る由もありませんでした。しかし、そんな環境の中にあっても、神様は私に、将来クリスチャンとなるための「種」をまいてくださっていたのです。

 一つ目の「種」は、1冊の絵本でした。当時住んでいたわが家の近くに「弘法山」という、弘法大師(空海)を祭ってある小さな山がありました。いささかホラーな噂のある山で、「精神的におかしくなった人たちが、何人も首を吊って自殺した」という、いわく付きの山でした。

にもかかわらず、近所の子どもたちはよく遊びに登っていました。山の至る所にお地蔵さんがあり、必ず手を合わせる子がいたので、真似して一緒に拝む友達もいました。私もその一人でした(苦笑)。完全な偶像礼拝!今なら拝むどころか、登りません(笑)。

その山の麓に、「三角広場」という、ちょっとした遊具のある小さな公園がありました。 小学校低学年の頃、そこに月に2度、移動図書館が来るようになり、私はそれが物珍しく、とても楽しみでした。

その移動図書館が初めて来たときのことです。私は、1冊のきれいな洋書の絵本に出会いました。それが、イエス・キリストの伝記本でした。文章は英語で全く分かりませんでしたが、色彩がとっても鮮やかで、優しいタッチで描かれた、美しい絵本でした。そこには、イエス様がお生まれになったシーン、たくさんの不思議や奇跡を行われ、多くの人をお救いになっているシーンが、鮮やかな色彩で描かれていました。

しかし、イエス様が十字架にかけられ、死なれた一連のシーンだけは、一貫して全体が茶色く暗濁色で描かれ、杭で打たれた御手と御足から流れる、赤い血潮の色だけが鮮明に浮き上がり、子ども心に重く刺さりました。

もちろん、なぜそんなことになったかは分からなかったのですが、言いようのないつらく切ない気持ちになったのを思い出します。そのページを見るのが怖くて悲しくて、そこを飛ばして見るようになっていました。そして、「なぜイエス様が十字架にかけられ死んでしまったのか?」「その後、なぜ生きている姿が描かれているのか?」。まだ幼く英文を読めない私には、全く理解ができませんでした。

母から、「何もしてないのに皆のために死なれた」というような話を聞き、余計訳が分からなくなったのを覚えています。イエス様のことを正しく知ったのは、それから40年近くたって、クリスチャンになってからでした。ある時期、私は例の新興宗教(墓信仰)により、イエス様についてうそを教えられていたので、聖書を開くこともなかったからです。

二つ目の「種」は、「日曜学校」の存在でした。私が通っていた小学校の、3年生以上の約65パーセントは通っていたであろう、人気のそろばん塾がありました。毎週月、水、金で1日3部まであり、50人ほど入るクラスはいつも満員でした。

家族経営の塾で、お母さん先生と2人のお姉さん先生がいつも教えてくださいました。ご多分に漏れず、私も3年生から通い出し、仲良しの友達みんなで威勢良くパチパチとそろばんを弾いておりました(笑)。

その塾で、ある時から「日曜学校」が始まったのです。日曜日に開かれる学校って一体どんなものなのか?!と、とても興味をそそられました。そして時折、日曜学校用の掲示板に貼り出されていた、知らない映画作品やいろいろなパーティー?の告知を見て、ますます好奇心はMAXへ!今思えば、映画はクリスチャンムービーで、パーティーと思っていたのは、イースターやペンテコステ、クリスマスといった、セレブレーションだったのかなと思います。

興味津々の私は、ついに母に「日曜学校っていうのに、行ってみてもいい?」と、意を決して聞きました。すると母が、「あれはキリスト教という外国の宗教の人たちが集まるものだから、玲ちゃんには関係ないものだよ。うちは真言宗で、仏教やから」と、軽く一蹴されました。

結局、行かなかったのですが、「日曜学校とは何?」という疑問と「行ってみたかった」という心残りがあり、それを心の片隅に持ち続けながら大人になっていきました。あの時、日曜学校に参加して、少しでも聖書を学んでいたら、私はどんな大人になっていたのか?と思ったりもしますが、この回り道も、神様のご計画だったのでしょう。

幼い頃のこの二つの出来事は、後に私がクリスチャンになるための貴重な力ある「種」だったのだと信じています。22年間も非聖書的な教えに洗脳され、命すら落としかけたのに、この“信仰”の「種」は決して嵐に吹き飛ばされることなく、しっかり私の心の大地にまかれ、根を張り続けてくれていたのです。随分と長い回り道でしたが、それでも主と出会い、救われ、主と共に歩む人生が得られている今、本当に感謝です! ハレルヤ!

その後、中学、高校と成長するに従い、私の「芸能」への関心は少しずつ高まっていきました。そして、あるブームで一気に燃え上がったのです!!(つづく)

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◇

佐伯玲子

佐伯玲子

(さえき・れいこ)

愛知県豊田市出身。名古屋造形芸術短期大学造形芸術科プロダクトデザインコース卒業後、役者を目指し上京。幼少より得意だった物まねを生かし、ホリプロお笑い部門第1期生として、バラエティーやドラマ、舞台などで活動。結婚後は、プレイヤーの他、脚本、演出、プロデュースといった制作活動を行う。26歳の時に出会ったカルトの洗脳により、離婚、度重なる病やけがで、生命危機一髪の2012年秋、イエス・キリストに出会い、22年間に及ぶカルト洗脳から救われる。2015年春より、神様から賛美を使って歌って踊るエクササイズ「賛美クス」を与えられ、フィットネスを通した伝道を行っている。教会はもちろん、ノンクリスチャンの人たちに、賛美の「力」と「神様に感謝をささげることの喜び」を、ステージパフォーマンスやレッスンを通して発信している。「主イエスの恵み教会」所属。

■ B.B Wonderland公式サイト

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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