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聖書のヤコブの物語に登場するぶちの羊、2千年の歴史を経てイスラエルに戻る

2016年3月5日23時13分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:イスラエル
聖書のヤコブの物語に登場するぶちの羊、2千年の歴史を経てイスラエルに戻る+
エルサレム近郊で放牧されている羊(写真:forestfolks)

聖書の登場人物ヤコブが育てたとされる羊の種が、数カ月以内にイスラエルに送られることとなった。

ブリーダーのジェンナ・ルインスキーさん、ジル・ルインスキーさん夫妻はガーディアン紙に、輸出法に関するカナダとイスラエルの2カ国間の数年にわたる協議を経て、希少な羊130頭がイスラエルへ送られる見込みだと語った。

羊は、創世記30章32節でヤコブが所有していた「ぶちとまだら」の羊と同じだと考えられている。

新共同訳聖書のその箇所には、「今日、わたしはあなたの群れを全部見回って、その中から、ぶちとまだらの羊をすべてと羊の中で黒みがかったものをすべて、それからまだらとぶちの山羊を取り出しておきますから、それをわたしの報酬にしてください」とある。

在カナダイスラエル大使館のアイタン・ワイス報道官はガーディアン紙に、交渉の末、イスラエル政府が羊の受け入れを認めたと述べた。

「そして大使がイスラエルを訪問しました。彼は農務省の職員と面会し、書簡を送りました」とワイス氏は報道機関に語った。「そのアイデアは非常に素晴らしく、もちろん私たちは『それでいきましょう』と言いました」

ワイス氏とルインスキーさん夫妻は、羊が歴史的発祥の地で生息できるよう、イスラエルに輸出する試みを行っている。

ジェンナ・ルインスキーさんはガーディアン紙に、イスラエルへ送り返された羊は、歴史的、教育的目的のために利用されるだろうとの見通しを述べた。

「モダン・ファーマー」誌が2015年7月に掲載した記事によると、ルインスキーさん夫妻は数年にわたって希少な羊をイスラエルに輸出するための運動をしており、その羊の種の聖書的な重要性を学ぶための公園をゴラン高原に設置することを計画している。

昨年、ジル・ルインスキーさんは「ブレイキング・イスラエル・ニュース」に、「私たちは、イスラエルにヤコブの羊のためのヘリテージ・パークをオープンしたいのです。そうです、観光客の関心を引くでしょう。しかしその主要な目的はむしろ、羊の種を保護し、もともとの利用方法に戻すことなのです」と語った。

「ヘリテージ・パークには、羊から刈り取った羊毛(1頭当たり年間2・3~2・7キログラムを生産する)でツィーツィート(祈りのための房)やシャツ、祈りのためのショールなどの宗教的衣料を生産するウーレリーを設置する予定です。角は、ショファー(祭事用の楽器)の材料となります」

世界で最古の種であることから、ジルさんはヤコブの羊が「世界でぶちやまだらのある羊を生む唯一の羊の種」だと述べた。

この動物は貴重で、現在5千頭ほどしか生存しておらず、長年の異種交配の末、北米の種が最も純血だと考えられている。

イスラエルとカナダの文化遺産を持つルインスキーさん夫妻は、以前「エルサレム・ポスト」に、ヤコブの羊は2千年前の古代イスラエルの遺物として役立つと語った。

2015年6月のインタビューで夫妻は、ヤコブの羊の数がカナダで減少しているという悲しい報告をした。「イスラエルには現在、シリア・アラビア砂漠が原産のアワシ種の羊しかいません。ヤコブの羊は古代イスラエルの遺産であり、ヤコブとラバンの物語が現実に起こったことを証明しています」

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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