J-House教会(大阪市北区)の飯田克弥牧師が、伝道弟子訓練用テキスト『CURIOUS(キュリアス)』『GROW(グロー)』の2冊を出版した。『キュリアス』はノンクリスチャンへの伝道用、『グロー』はクリスチャンの弟子訓練用に作られている。
飯田氏は、「多くのクリスチャンが伝道したいと思っていますが、具体的な方法が分からなかったり、失敗して諦めてしまったりすることがあります。そのために伝道の具体的な方法を教える、使いやすいツールの必要性を感じ、これらのテキストを制作しました」と話す。
2冊とも、1つのレッスンが1枚のページにまとめられている。各50 レッスンあるので、長期的な学びが可能だ。日本では多くの人が、忙しさや、娯楽、周りに流されて、人生を深く考える機会、環境がないと、飯田氏は考えているという。人生の意味、死後どうなるのか、といった疑問が起きることが、真理を求めることにつながっていく。読み手が考えることにチャレンジできるように、各レッスンの最初に「アイスブレイクタイム!」が設けられており、質問を投げかけることで問題意識を持たせる。それに応える形で、「バイブルタイム1、2」で聖書を開いて学び、「行動するためのポイント」で実生活につなげていく構成になっている。
全体が、日本語と英語のバイリンガルで書かれているため、英語を学びたい日本人にはぴったりだ。また、日本文化に考慮した内容になっているため、海外からの宣教師にもぜひおすすめしたい。
飯田氏によると、海外では多くの人が聖書の権威を認めているが、日本ではそうではない。日本人伝道ではこの部分を最初に明らかにすることが大切だと感じているという。『キュリアス』では、3回のレッスンにかけて、聖書がなぜ信頼できるのかを、客観的統計と視点を用いて説明している。
この2冊は、個人伝道、スモールグループに最適に作られている。それは、「日本がリバイバルされるにはどうしたら良いか」と考え続けてきた飯田氏が、「目の前の与えられた人にベストを尽くすこと」という答えを神に示されてるからだという。聖霊の力に満たされて、一年に一人が一人を導くと、なんと22年で日本人全員が救われる計算になる。牧師だけでなく一人でも多くの人が、弟子をつくる弟子として訓練され、整えられたらと願う飯田氏は、「教える事を通して、教えた人も急成長する」と話す。
「こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。 それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり・・・」(エペソ4:11、12)
「多くの証人の前で私から聞いたことを、他の人にも教える力のある忠実な人たちにゆだねなさい」(Ⅱテモテ2:2)
上記の聖書箇所を実現するために、そのツールの一つとして、これらのテキストは生み出されたという。対話形式で楽しく、誰にでも簡単に使うことができるこの2冊を用いて、多くの魂を勝ち取ることができるクリスチャンに成長しよう、と飯田氏は語っている。
『CURIOUS(キュリアス)』『GROW(グロー)』は、各1000円(税別)で、J-Shopから購入できる。 詳細・問い合わせは、J-House(電話:06・4709・7040、メール:[email protected])まで。