[ 問題16]
旧約聖書の原本(BHSによる)は、ほとんどがへブライ語で書かれています。ところが、ダニエル書の2章4節の後半~7章28節は別の言語で書かれています。その言語は以下のどれでしょうか。
A :新約聖書が書かれたギリシャ語
B :イエスさまが話されたアラム語
C :ローマ帝国が使用したラテン語
D :「メネ・メネ・テケル・ウパルシン」と、神さまが壁に書かれた言語
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正解:B
<解説>
イエスさまが話されたアラム語で、ダニエル書の一部が書かれています。アラム語は、へブライ語の方言のように思われる方も多いでしょうが、実はペルシャが使用している言語がアラム語で、その方言がへブライ語なのです。ダニエル書の他にも、創世記31:47、エレミヤ書10:11、エズラ書4~6章の一部、7章の一部がアラム語です。
方言との表現に、違和感を感じる方もおられるでしょうが、話す人の人口が圧倒的に少ない方の言語を方言としました。
※BHS:ドイツで発行された旧約聖書の原本(ヘブライ語)で、最も権威があるものの一つです。