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東京・赤坂の教会で1000回目のチャペルコンサート 地域の憩いの場として23年

2014年10月30日13時48分
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関連タグ:霊南坂教会
東京・赤坂の教会で1000回目のチャペルコンサート 地域の憩いの場として23年+
チャペルコンサートの様子。左手前方に演奏者が見える=29日、日本キリスト教団霊南坂教会(東京都港区)で

日本基督教団霊南坂教会(東京都港区)で毎週水曜昼に行われているチャペルコンサートが29日、第1000回目を迎えた。地域に開かれた教会として、教会の近くに住む人や、近くで働く人たちに訪れてほしいと、1991年1月16日に始められた。以来、23年にわたって、8月、年末年始、東日本大震災後の節電期間を除く毎週、欠かさず続けられてきた。

記念すべき第1000回目ということで、教会員も多くの人が足を運び、170人近くがチャペルでパイプオルガンの調べに耳を傾けた。同教会には今井奈緒子氏、飯靖子氏、関本恵美子氏、藤森いづみ氏の4人のオルガニストが在籍しており、この日は2人や3人での連弾による演奏も行われた。曲目は、「『起きよ』と呼ぶ声」「ほめたたえよ、力強き主を」「アダージョとアレグロ ヘ短調 KV594」「主よ、人の望みの喜びよ」「造られたものは」の計5曲。

コンサートの時間は、12時30分から55分まで。ちょうど会社の昼休みに当たる時間だ。実際、訪れている人のほとんどが、社員証を首から下げたオフィスワーカーの装いをしている。同教会の吉岡恵生牧師によると、普段のコンサートには70人ほどが訪れるが、そのうちの奉仕者約10人以外は、日曜礼拝で見かけたことのない人。近くで働く人たちが弁当を持ってやってくるのだという。

教会の広いロビーでは、テーブルが開放され、お茶とコーヒーが振舞われる。昼食をとり、コンサートを聴き、心も体も安息を得てまたオフィスに戻る。「そのサイクルがとても良い」という声が聞かれるそうだ。

このコンサートは、「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」(マタイ11:28)という聖書にある言葉の実践だ。この「だれでも」という言葉に、クリスチャン・ノンクリスチャンの区別はない。チャペルコンサートが窓口となって教会につながり、洗礼に導かれた人はたくさんいるが、そうではない人も数多くいる。

第1回目からチャペルコンサートに来続けているある人は、ノンクリスチャンで、日曜礼拝には恐らく来たことがないそうだ。しかし、仕事の合間にずっと来続けるという事実がとても不思議だ。「日曜礼拝に来れなくとも、チャペルコンサートの空間で、神様のなぐさめが感じられるからこそ来るのだろう。神様のなさることは人間の考えをはるかに超えている」と、吉岡牧師は語る。

チャペルコンサートでは一切言葉が発せられない。開始数分前のチャイムが鳴り終わると、静かに始まり、静かに終わる。拍手の音と共に、人々はそれぞれの場所へ散っていく。人間的な言葉や、特別なプログラムのないコンサートだからこそ、賛美の中に住まわれる神の臨在、その中で働かれる神の癒しの御業に人々はおのずと気付かされることになるのだろう。

これからも、人々と福音が出会う場所として、赤坂の地でオルガンが奏で続けられることを願うばかりだ。

クリスマスシーズンには、ハンドベル演奏なども行われるという。演奏者などチャペルコンサートの詳細は、同教会のホームページまで。

関連タグ:霊南坂教会
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