ロシア正教会が、ロシア国内における日本アニメの無統制な普及が、自殺につながったり、様々な依存症をもたらす可能性があるとして懸念を示している。
ロシアの情報を発信するニュースサイト「The Voice of Russia」が伝えたところによると、ロシア正教会は最近、ロシア国内におけるアニメの自由な普及を停止させる共同体の創設に支持を示した。ロシア正教会の心理学者や教育者が、日本からのメディア製品が児童に適しているかなどを判断するという。
ウラル国立教育大学のスタニスラフ・ポゴレロフ教授によると、ロシアでは、自殺した女子学生の持ち物から日本の漫画『DEATH NOTE(デスノート)』が発見されたことがきっかけとなり、アニメを管理する必要性が考え始められるようになったという。
同サイトは、「(アニメには)個人的発達に関係する罠がたくさんある。これらは適切な保護管理がなされておらず、未熟な人格を形成し、ゆがめてしまう」というポゴレロフ教授の声などを伝えた。