苦難は神様からの訓練材料
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苦難は神様からの訓練材料(8) 森本春子
主人は、どんな処置をしても、もはや高熱が下がらなくなってしまいました。そんな体で一日、また一日と生かされていきました。私も主人も、命の極限状態に投げ込まれたようなものでした。
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苦難は神様からの訓練材料(7) 森本春子
主人の闘病生活も、すでに四年半を過ぎていました。ある晩、主人は意識不明のまま、突然41度の高熱を出してしまいました。夜が明けてから、その体を見た私は呆然としてしまいました。
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苦難は神様からの訓練材料(6) 森本春子
ある朝、左手にナイフをちらつかせた男が入ってきました。ひとつ間違えばブスッと刺されるでしょう。しかし何度も言うようですが、私たちの武器は「愛」以外に何もありません。まずは、ほとばしるようなやさしさでもって迎えてあげることにしました。
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苦難は神様からの訓練材料(5) 森本春子
どんなに寒い日だろうが、私は野宿している人々を教会には泊めない方針でやってきました。皆に会堂は聖なるキリストの御体であるという認識を植えつけ、けじめをつけさせるためです。
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苦難は神様からの訓練材料(4) 森本春子
ある晩、祈祷会の始まる前、酔った労働者が荒々しい態度でどかどかと入ってきて会堂内を見回しました。目は血走っており、手は血まみれでした。酔っ払い同士でけんかをしてきたのでしょう。
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苦難は神様からの訓練材料(3) 森本春子
ふつう、牧師は礼拝や祈祷会の二、三日前ぐらいから、何冊もの聖書注解書と首っ引きでメッセージ原稿を作ります。しかし、私はそんな時間はないから、教会に行くまで、道々歩きながら神様に祈りの中で尋ねます。
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苦難は神様からの訓練材料(2) 森本春子
何日も何も食べていない人々に、何としてでも食べ物を分け与えなくてはならない。お金のない私は、パン屋さんで食パンの耳を段ボール箱一杯二百円で分けてもらっては、飢え切った人々に配りました。
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苦難は神様からの訓練材料(1) 森本春子
「波瀾万丈」という言葉は、今の日本ではすでに死語になってしまったかもしれません。でも、ここまでの私の歩みを振り返った時、われながら「波瀾万丈」という以外に言い表しようがありません。