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第5回日本伝道会議 札幌宣言(案) 【第3章:宣教協力の実現】

2009年9月23日15時18分
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 21日から北海道・札幌で開かれている第5回日本伝道会議(テーマ:危機の時代における宣教協力)の最終日24日に採択される「札幌宣言」の案が会議2日目の22日、参加者全員に配られた。今年、日本のプロテスタント宣教150周年を迎えるのと関連して、150年間の宣教を回顧して感謝、悔い改める内容が盛り込まれ、また開催地となった北海道の先住民族であるアイヌ民族へ対する歴史的な反省についても言及された。23日午後5時までに同案に対する意見を受け付け、24日のエンディングセレモニーで採択される予定。以下、「札幌宣言」(案)。





第3章 宣教協力の実現



第1節 家庭において



 危機にあると言われる現代、日本の家庭は大きな課題に直面しています。夫婦・家庭の性のモラルも社会の影響を大きく受けて激しく揺れ動き、DVや虐待などの暴力は家庭を痛みの場にしています。私たちの宣教は家族関係が回復され、健やかに成長することを目指します。



 また、現代社会は子ども達が健全に成長する環境とは言えません。子どもの成長期の只中に競争社会の圧迫は入り込み、友達同士のいじめの問題は、なおも大きな社会問題です。さらにインターネットや携帯電話が起こす弊害も深刻なものになっており、子ども達の直面する問題は広範囲になりつつあります。大人は子どもと向き合うことに混迷を覚えています。私たちは青少年への宣教をもう一度見直し、私たちの宣教が家庭や教育の場と協力しあって子どもの成長を支援するものであることを願い、そのために必要な学びを深め、協力体制を整えます。



第2節 教会において



 私たちは、社会が複雑化する中、教職者の守備範囲ではカバーしきれない伝道や教育、福祉等の多方面で、私たち教会は女性や青年を含む訓練された信徒を大胆に用いつつ社会に浸透し、共に福音を証しし教会を建て上げます。



 私たちは、教会で女性が果たす役割の大きさを知りつつも、その悩みや弱さへの認識の甘さがありました。教会と牧師を背後で支える牧師婦人の過重負担、女性奉仕者の世代交代という課題も抱えています。女性が賜物を喜び活かして宣教に携わることができるよう、環境を整えます。



 教会から青年がいなくなったとの懸念を聞きます。私たちは、倫理価値観の多様化する社会で悩み疲れた青年たちと対話し、意識や文化を共有する姿勢に欠けていたことを悔い改めます。次世代の担い手を危機の時代にこそ救いに導き、力強いキリスト者として育成するため、教会のきよさを保ちつつ間口を広げ、共に歩むための知恵と努力を惜しみません。



第3節 地域社会において



 私たちは、地域的宣教協力の分野においてますます具体的な方策を計画し、実施します。「地域社会こそ、第一の伝道の場である」との第4回日本伝道会議宣言文での認識を深め、私たちは文化や風習、歴史や経済を共有する各地域の中で、福音を証するために、あらゆる面で主の導きを仰ぎつつ、有効な協力体制を組んで伝道の危機を乗り越えます。



 このことは取りも直さず、主にある諸教団・諸団体の理解と後押しを受けて、地域の枠組みの中での教会間協力を推進させる必要を意味します。摂理によって同じ畑に蒔かれた福音の種は、共に結実に向けて成長を祈り合い、必要に応じて協力を惜しまないことが、収穫の主の御心であると確信します。再び来られるキリストへの希望を強く抱くときにこそ、私たちは相互の多様性を尊重しつつ、真の協力を実現させることができます。



第4節 日本において



 私たちは、主にあって日本を直視し、日本に生きる者として人々と共に生き、和解の福音を深く味わいつつ証言し、平和をつくる神の民として、人々の全人的な必要に仕えます。



 私たちは、日本において、人々の心に触れる宣教を志します。日本の精神的土壌や霊性を理解し、人々の文化や生活を重んじつつ、人々の心に福音を伝え、福音によって変革された者たちによる新しい文化の創造を目指します。私たちひとりひとりが福音の担い手であることを絶えず自覚し、あわせて、福音の働き人を養成する神学校教育の充実にも力を尽くします。



 私たちは、日本において平和をつくる者として生きます。近代日本の国家と教会の歴史と戦争責任を心に刻み、今の時代を鋭く考察しつつ、和解の福音の延長線上にある「日本国憲法」の平和主義と基本的人権尊重の理念を生かすために積極的に発言し、行動します。世界で唯一の被爆国に生きる者として、すべての国の核兵器廃絶を呼びかけます。「教育基本法」改定に見られる新たな愛国心教育の働きに警戒し、「信教の自由」の理念の一層の確立に努めます。



 私たちは、日本の中で弱い立場に置かれ、援助を必要としている人々と共に生きます。特に、心病む人々と向き合い、ネットワークを密にして、全人的な愛の援助を目指します。



第5節 世界において



 地球環境に人類が与えた傷はすでに修復不可能と思えるほどです。一般に環境問題の原因は利潤追求、人口増加、そして覇権争いとされます。またその解決は政治の力による科学技術の効果的な活用に求められます。しかし、環境問題の真の原因は人のむさぼりの罪です。私たちは解決のために世界管理者にふさわしい人類の自覚的取り組みを普及させる多彩な実践活動を提案し推進します。



 私たちは、世界中に住む邦人への宣教の使命を確認します。世界に在留・滞在・渡航するディアスポラと呼ばれる邦人への宣教は、海外では日本語教会や諸団体が担い、国内では帰国者フォローアップの働きが携わります。国際結婚、在留外国人の増加などに対応しつつ、アジアや世界の他民族のディアスポラ宣教と連携を取りつつ、相互ネットワークを拡大・強化します。



 危機の時代に私たちは、過去の過ちを悔い改め、繁栄と覇権を巡る暴力の罪の支配を断固許さず、世界の教会と協力し、神なき世界のために死んでよみがえられた救い主イエス・キリストを全世界に宣べ伝えます。





【第5回日本伝道会議 札幌宣言(案)目次】



前文



第1章:日本プロテスタント宣教150年



第2章:危機の時代における私たちの使命
 第1節 危機の時代  第2節 私たちの希望  第3節 私たちの使命



第3章:宣教協力の実現
 第1節 家庭において  第2節 教会において  第3節 地域社会において
 第4節 日本において  第5節 世界において



結文



祈り

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