日本聖書協会(東京都中央区、大宮溥理事長)はこのほど、聖書普及に貢献した人物や団体に贈る今年の聖書事業功労賞を、写真家の横山匡(ただし)氏に授与すると発表した。聖書の舞台を中心に世界各地で取材活動を展開し、長年にわたって聖書普及事業に貢献した功績を評価した。
横山氏は1937年、高知県生まれ。53年にキリスト者となった。84年に一年間イスラエルに滞在して写真活動に専念し、92年にフリーカメラマンとして独立。「横山フォトライブラリー」を開設した。
同協会が年2回発行する会員誌『SOWER(ソア)』では、92年11月の創刊号から毎回「新・聖書の世界」のコーナーで写真と文章を担当。聖書展用のパネルやパンフレット、書店で配布される聖句入りしおりにも写真を提供してきた。
00年の東京大聖書展や06年の国際聖書フォーラムでは写真展示コーナーに出展。07年には、横山氏の写真44点と各方面のキリスト者が選出した聖句をあわせた『わたしの好きなみことば』(日本聖書協会)が発刊された。昨年秋に発行された『みことばフォトブック』(日本聖書協会)では、一般公募の写真選定に協力。同協会のホームページや携帯電話向けサイト「ⅰばいぶる」にも、06年から毎月写真を提供している。
表彰式は、12月15日午後3時から行われる同協会主催のクリスマス礼拝で執り行われる。会場は、東京都千代田区富士見二丁目10-38の日本基督教団富士見町教会。問い合わせは、同協会(03・3567・1988)。
クリスチャントゥデイからのお願い
皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。
人気記事ランキング
-
「未来に向かう新たな出発点に」 淀橋教会、創立120周年記念し感謝会
-
第4回ローザンヌ会議のイ・ジェフン共同組織委員長、大会のハイライトと未来の希望語る
-
英隆一朗著『イエスに出会った女性たち』をネガティブ・ケイパビリティの視点で読む
-
中絶クリニックの緩衝地帯で黙祷ささげた男性に有罪判決 英国
-
英国で無神論者が有神論者を上回る 神を信じるか信じないかの鍵は「社会化」
-
「解放の神学の父」 グスタボ・グティエレス氏死去、96歳
-
「がんの治療法」と「問題の克服法」 佐々木満男
-
人を注意するときに大切なこと 菅野直基
-
新垣壬敏氏死去、85歳 日本のカトリック典礼音楽の第一人者
-
イスラム過激派が「異教徒」4人の処刑動画を公開 ナイジェリア