―「初めに、神は天と地とを創造された」(創世記1:1)
―「目を高くあげて、だれが、これらのものを創造したかを見よ」(イザヤ書40:26)
―「万物は、天にあるものも地にあるものも・・・みな御子 (キリスト)にあって造られたからである。これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている」(コロサイ人への手紙1:16、17)
2011年8月21日から27日、第2回グランドキャニオン創造科学探査ツアーが行われました。ラブ・クリエーション実行委員会主催によるこのツアーは、アメリカのグランドキャニオンといくつかの峡谷を見分するものですが、その最大の目的は、(1)宇宙万物の創造主の存在の事実と、(2)創造主が6日間をかけて万物を創造した事実と、(3)ノアの洪水により全地球が水没した事実と、(4)全地球の化石を含む地層のほとんどがノアの洪水後の急激な地殻変動により極めて短期間に形成された事実とを確認することです。そして、聖書の記述こそが、それに異なるすべての仮説や推理を超越した驚くべき真理 (事実)であることを確信することです。また、一般に科学的真理として信じ込まされている進化論が、いかに虚偽といつわりに満ちた空想の産物にすぎないかを確認することも目的の一つです。
今回は日韓の牧師、信徒、未信者総勢30名の団体です。数名の学校の先生と3人の小学生、中学生も参加しました。前回同様、日本列島の2倍半の広さのコロラド高原を中心として4千キロの行程を走破するという強行軍でしたが、無事故で守られました。全行程快晴に恵まれ、グランドキャニオンでの日の入りと日の出を見ることができました。
壮大なグランドキャニオンその他の大峡谷の地層を前にして、地質学の専門家で有名な創造科学者の一人であるイ・ジェマン宣教師(韓国ハンドン大学教授)の解説を聞くうちに、これらの大峡谷はガイドブックに載っているような何億年もかけて浸食されてできたものではなく、ノアの洪水によって極めて短期間に造られたものであることがはっきりわかりました。
「百聞は一見にしかず」といいますが、聖書の記述が事実であることが誰にとっても疑う余地なく一目瞭然でした。「罪を犯しつづける人間たちに非常な悲しみを覚え人間を創造したことを悔いた神が、ノアの家族を除いて全人類を滅ぼした」という恐るべき歴史の真実が私たちに迫ってきます。深くえぐられた大峡谷とその底を流れるコロラド川の雄大な光景は、神の怒りの爪痕と悲しみの涙を表現しているのです。聖書の真実性にいまさらながら驚嘆せざるをえませんでした。
私は今回のツアーに参加して、「旧約聖書創世記1章1節から新約聖書黙示録22章21節に至るまで、聖書のすべての記述は、創造主なる神によって書かれた一貫した真実である」と一点の疑いもなく確信することができました。
キリストが再臨されるとき、いったい何人が神の裁きを免れて復活することができるのでしょうか。まことに戦慄が走る思いです。ただただキリストの十字架の贖いにすがるのみです。神の命令に従ったノアとその家族だけが救われたという「ノアの箱船」はまさしく、キリストを信じた者だけが救われるという「キリストの箱船」を象徴しています。
「私は韓国にいた時は進化論を信じていました。ところがアメリカに留学して地質学を研究しているうちに進化論のさまざま矛盾に気づくようになり、聖書に書かれている神の万物創造の事実に目覚めました」
感動と涙をもって情熱的に語るイ・ジェマン先生は、聞く者すべてを魅了し神の創造の世界に引き込んでいきます。イ・ジェマン先生の創造科学探査ツアーは前回で196回目ですが、これまでに参加した牧師、神学者、信徒、科学者のほとんどが、聖書に記述されているように、全地球を水没させたノアの洪水が、歴史的事実であることを信じたそうです。
「ラブ・クリエーション・ジャパン」では毎年創造科学探査ツアーを継続しますので、一人でも多くの日本人が参加するように期待しています。来年は、8月後半にグランドキャニオンにヨセミテのコースを加えて10日間のツアーを計画しています。アメリカの創造科学博物館やサドルバック教会の見学もあり、小中高生でも参加できます。将来は、中高生の修学旅行のコースに組み込んでいく予定です。
「進化論はサタンの最高傑作である!」
韓国最大のキリスト教会の一つで、その中でも最も信頼されているオンヌリ教会の故ハ・ヨンジョ牧師はこう断言しました。なぜなら進化論は、聖書の創世記の創造主なる神による天地創造の記述を真っ向から否定するものであり、ひいては聖書全体の真実性に疑いを持たせることに成功したからです。
進化論を信じた西洋の多くの人々は、キリスト信仰を捨て、教会から離れ去りました。進化論を信じた東洋の多くの人々は、聖書を拒絶し、キリスト信仰を受け入れません。進化論は聖書の記述と真っ向から対立し、神の存在を否定するのに等しいからです。
「果てしのない宇宙。数え切れない膨大な数の星。その中に、たまたまほんの小さな地球が存在している。その地球上に、ある時偶然に単細胞の生命体が現れた。その単細胞は増殖し、突然変異を繰り返し、何億年、何十億年後には人間として進化した。よって、個々の人間もまた偶然に生まれたもので、弱肉強食・適者生存の自然の摂理に従って生きるほかない、ただの物質的存在にすぎない」
これが、進化論の帰結です。
「進化論は自然科学にあらず!」と上智大学名誉教授の渡部昇一氏が言うように、さまざまな無理、矛盾、ねつ造、ごまかしに満ちた進化論は、単なる思いつきに等しい仮説に過ぎず、とうてい科学とは言えないのです。
突然変異の起きる確率論、化石の年代測定法、地球物理学、地層学、海洋学、天文学、生物学、生物化学、遺伝子工学、考古学、骨相学その他の分野において、進化論の矛盾が次々に指摘されてきました。ゆえに、「進化論は真っ赤な嘘」と言わざるを得ないのです。
「聖書は神の最高傑作である!」
進化論がサタンの最高傑作なら、聖書は神の最高傑作です。救世軍日本支部総司令官、山室軍平が言うように、「聖書は世界無二、宇宙第一の書物」なのです。
聖書は生けるまことの神の言葉の集大成であって、なにものも聖書に打ち勝つことはできません。虚偽はいくら真実を装っても、本当の真実に打ち勝つことはできません。無防備の少年ダビデが素手で一個の小石をもって、鎧兜に身を固めた敵将の巨人ゴリヤテを一撃で打ち倒したように、たとえ万物が滅びても永遠に変わらない聖書の言葉の真実が、さまざまな虚偽をもって一時的に真実を仮装した虚構の進化論を一撃のもとに打ち崩す日が近づいています。
「初めに、神が天と地とを創造した」
同志社大学の創設者・新島襄は、この旧約聖書創世記一章一節を読み、霊感に打たれて創造主なる神を信じました。
「宇宙万物は全知全能の愛の神によって創造された」
これは単純明快な真理で、澄んだ心で自然を見れば、だれにでもわかるのです。
<ラブ・クリエーション・ジャパンのビジョン>
(1)「創造科学セミナー」を全国各地で開催する。
(2)「グランドキャニオン・創造科学探査ツアー」を毎年行う。
(3)進化論が虚偽である論証と、創造論が真実である論証の資料を集めて公開していく。
(4)上記に関するパンフレット、書籍、DVD、映画、アニメ、マンガ等を製作する。
(5)文部科学省と話し合い、進化論は単なる仮説にすぎないことを教科書に記載してもらう。
(6)各大学に創造科学の講座を設けてもらう。
(7)NHKその他のテレビやマスコミに、創造論を認知してもらう。
(8)関東と関西に、創造科学博物館を建設する。
(9)聖書の創世記から黙示録までを再現するような、巨大テーマパーク 「バイブル・ランド」を建設して、神の創造の真実を知らしめる。
―「世界の歴史は数千年にすぎない」 <マルチン・ルター ドイツの宗教改革者>
―「全能の神は一瞬にして万物を創造できたはずだが、あえて6日間をかけてお造りになられた」
<ジョン・カルビン スイスの宗教改革者>
―「人間の発見は、ただ、聖書に書かれている真理を確証するために役立つものである」
<ウイリアム・ハーシェル 天文学者・天王星発見者>
―「いかなる世俗の歴史におけるよりも、聖書の中には、より確かな真理が存在する」
<アイザック・ニュートン 物理学者・万有引力発見者>
―「聖書はただの書物ではない。それに反するすべてのものを征服する力を持つ書物である」
<ナポレオン・ボナパルト フランス皇帝>
■外部リンク
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