元日本キリスト教連合会委員長の亀谷荘司牧師(日本福音連合検見川教会)が代表理事を務める「信仰の自由・人権と政治学会」が18日、東京・千代田区の星陵会館で第一回勉強会を開催した。講師は、同学会理事の本田勝氏で、「内村不敬事件における信仰の自由」がテーマ。同氏はドイツでルターについて学び、文化教育研究所代表などを務める同会会員。
内村不敬事件とは、明治24年、当時第一高等中学校嘱託教員だった内村鑑三が同校の教育勅語奉読式の際、宸署(天皇の署名)に対する敬礼が足りなかったことを理由に事実上の退職となった事件。
本田氏は独自の研究に基づき、「内村不敬事件における問題の所在は、信仰の自由にあるというよりも、当時の天皇制の国体にある」などと意見を述べた。
「信教の自由・人権と政治学会」は今年4月4日に発足。23人が出席した創立総会で、亀谷牧師を代表理事に選出した。
次回2006年4月の勉強会では、工藤公敏・前基督兄弟団理事長が「戦時下のホーリネス弾圧と信仰の自由」をテーマに同会場で講演予定。
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