04年に「健康な教会」として米サドルバック教会より表彰されたウィラマット・クリスチャン・チャーチのゲイリー・スネイブリー師が、12~13日に聖書キリスト教会・東京教会(練馬区)で開催された「健康な教会セミナー」で、目的主導型教会と目的主導型説教の秘訣を語った。
スネイブリー師は、目的主導型教会のめざす5つの目的として、①礼拝、②伝道、③交わり、④弟子づくり、⑤ミニストリー――を挙げたうえで、この5つを実践する教会の最も重要な要素である「リーダーシップ」をバランスよく支えることが大切であるとした。教会は核会員、献身的な会員、会衆、地域住民で構成され、地域住民への働きかけを活動の中心とするべきであると述べた。
スネイブリー師はセミナー2日目、人生を変える説教の仕方について「一番こころに届くメッセージは愛と悔い改めであり、聴衆の生活に具体的な変化が現れるべきだ」としたうえで、主イエスの説教を例に挙げ「まず聴衆に問いかけて、聞き手のこころに関心を寄せながら聖書を説くことが大切だ」とした。
主イエスが漁師に対して「人間をとる漁師に」と、収税人に対して「タラント」の話を用いて説教したように、聞き手の身近に迫る言葉を選ぶべきだと語った。