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心の傷を癒やす秘訣 菅野直基

2023年3月24日22時15分 コラムニスト : 菅野直基
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あなたは、誰かから傷つけられたとき、原因を探して、心の中で自分を責めたり、愚痴を言ったりすることはありませんか。傷口は広がる一方です。そうではなく、傷口を包み、癒やして、痛みを和らげましょう。

胸の奥から込み上げてくる、やり場のない「悲しみ」「怒り」「悔しさ」「情けなさ」などの感情を受け止め、次に、目を閉じて祈りましょう。祈りは、あなたの痛みを癒やしてくれます。

祈り以外で心の傷を癒やす方法は、他の誰かにぶつけることです。子どもを虐待する親の多くは、その親から虐待を受けた過去があります。いじめっ子の多くは、親からの虐待や他の誰かからいじめられた経験があります。

虐待やいじめによる傷は根が深いので、継続して虐待仕返したり、いじめ返すので、虐待やいじめは、負の遺産として連綿と受け継がれてしまいます。

DV、セクハラ、パワハラなども、やっている本人には正当な理由があっても、無意識の領域では、傷ついた心を癒やすために行われることがほとんどです。心の傷が癒やされないと、恨みとなり、誰かにやり返さずにはいられません。そうじゃないと精神的に病んでしまいます。誰かにぶつけ、仕返すことで心の痛みは和らぎます。

有名なドラマ、半沢直樹の「やられたら、やり返す!」という生き方は、旧・産業中央銀行の大和田が融資をストップさせたことによって、父親が自殺に追い込まれたと考えて恨み続けたので、その傷を癒やし、恨みを晴らすためでした。半沢はそのためにその半生を費やしました。

しかし、復讐したり、誰かにやり返しても、根本的には心は癒やされません。やり返した相手から、さらに何倍にふくれ上がって仕返しされたり、そうでなくても、友達がいなくなり、孤独になります。ますます心の傷が深まります。

もし、祈りによって、イエスに心のやり場のない感情を持っていき、受け止めてもらうならば、あなたの心は、最深部分から癒やされていきます。

イエスはあなたの身代わりに十字架で死なれました。いくらぶつけても倍返しをしてくることはありません。黙って十字架で受け止め、肉を割き、血を流して死んでくださいます。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイの福音書11:28)と、イエスは両手を広げてあなたが来るのを待っておられます。

傷ついたとき、自分を責めると傷口が広がります。また、誰か他の人にぶつけて一時的に痛みが減少しても、やり返されたり、孤独になり、傷口はかえって広がってしまいます。

あなたの心の傷を癒やす方法はただ一つ。今、あなたのどうしようもない、やるせない感情を受け止めて、目をつぶってイエスに祈り、その思いの全てをぶつけていきましょう。やがて心は癒やされ、楽になり、喜びでいっぱいになります。

毎日、傷つくことはあっても、その傷を癒やし、それを喜びに変えながら生きていけたら、幸せな一日を過ごせます。幸せな人は、決して傷つかない人ではなく、その傷を癒やす秘訣を知っている人です。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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