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光はやみの中に輝く 穂森幸一

2022年3月24日10時32分 コラムニスト : 穂森幸一
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飢えた者に心を配り、悩む者の願いを満足させるなら、あなたの光は、やみの中に輝き上り、あなたの暗やみは、真昼のようになる。(イザヤ58:10)

ウクライナにロシアが侵攻し、高層住宅が破壊されて煙を上げ、住宅地が砲撃のために崩されているテレビのニュースを見ていると、本当に今の時代に起こっていることなのだろかと思いたくなりますが、紛れもない事実です。そして子ども病院にミサイルが撃ち込まれ、数十人の幼子が一瞬にして命を奪われていったとか、寒さの中で難民として逃げまどう数百万の人々の姿を画面越しに見ながら、何もできないでいる自分の無力さを知らされます。

これは一人の独裁者が引き起こした蛮行であり、それを引き留めることのできなかった関係国の政治の無力さでもあると思います。政治の闇が噴出した一面であると言っても言い過ぎではないと思います。闇の勢力を目の当たりにしたとき、義憤にかられる人々は義勇兵として飛び込むかもしれません。しかし、武器をもって立ち向かうことだけが戦いではありません。

光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。(ヨハネ1:5)

こぶしを振り上げて戦う必要はなく、光を掲げるだけで闇は消えていくのです。インドのガンジーの戦いも、マザー・テレサの働きも、静かな祈りの中にありましたが人々の心に届き、世界を変える働きとなりました。

先日、鹿児島の仏教、キリスト教、神道の宗教者の有志は、市民の方々と共に「ウクライナに平和を!」というプラカードを手にしましたが、途中で声を発しない行進を試みました。ザビエル教会を出発点にして御堂で祈りをささげた後、繁華街を経て、西本願寺鹿児島別院で祈り、照国神社に向かうというコースでしたが、一般の市民の方々も共に祈っておられました。その様子はテレビや新聞で報道され、県外の方々も見ておられたようで電話を頂き、啓発を受けたので自分たちも行動を始めたいということでした。

私は毎週土曜日の早朝3時半から始まる「国際祈りのサミット」にズームで参加しています。これはインドのモーセ牧師が主宰している祈りのグループなのですが、インドを拠点にしてドイツ、リビア、南アフリカ、シンガポール、アルゼンチン、米国、日本などの国から参加しています。「日本は日出国だから、まず日本から祈り始めよう」ということで、私は早朝から2時間参加しています。これはズームだけでなく、フェイスブックでも同時中継しています。

世界の国々のために祈っていますが、今はウクライナやロシアのことが祈りの中心になっています。賛美あり、証しあり、奨励ありの祈祷会ですが、日本の実情もよく知っていて、宣教の課題のために祈ってもらっています。世界各地に散らされている者たちが同じ時間に祈るとき、聖霊の働きを感じ、感動することがあります。普段でも日本に関心を寄せていて、先日、東北地方で地震があったときは、早朝テレビ電話がかかってきて「大丈夫か」と尋ねられたほどでした。

この世の闇は、神から離れて独占欲が強まるときに始まるのではないかと思います。ロシアのプーチン大統領は、ソ連のKGBの出身ですが、KGBは陰謀、毒殺、情報操作が当たり前という世界だといいます。軍部、財閥、マスコミという3つの分野を掌握して人心をコントロールしているといわれます。政界では自分に忠実な人々を周りに置き、反対者をことごとく排除してきています。みんなが彼を怖がり、彼の好むようなことしか言わなくなり、独裁が強まったといわれます。

かつて明という国が中国にありました。いよいよこの国が亡びるという時が近づいてきたとき、皇帝のそばには一人の宦官しか残っていませんでした。皇帝は宦官に「どうしてこんな事態になっているのに、誰も進言してくれないんだ」と問うたそうです。そうすると、宦官は観念したように「あなたは本当のことを言ってくる人を次々と殺してきたではありませんか」と答えたそうです。

今回のロシアの暴挙に世界は驚いていますが、プーチン氏を怖がる側近は「ウクライナに進軍したら、民衆が花を持ち、手を振って歓迎してくれます」といううそまでついたといわれます。また、兵隊は訓練だといって動員され、持たされた食料は期限切れのもので量も足りず、お腹をすかしているといわれます。寒さ対策も十分ではなく、戦車の中で凍死した兵士もいたようです。これで兵士の士気が上がるはずはなく、負け戦になっても当然と言えるかもしれません。

これはロシアを訪れた日本の正教会の司祭の目撃談ですが、地方のロシアの市場は人情味にあふれ、妊婦さんには特別の割引があったり、小さな子どもにサービスがあったりするそうです。また、司祭が列車で移動することが事前に伝えられていると、列車が通過するかなり前から信徒が線路沿いに並び、手を振って歓迎してくれたと話していました。宗教を否定する共産主義の時代がありましたが、人々の心に信心は残っていたということでした。

ウクライナでの戦況もはっきりしませんが、西側陣営から厳しい経済制裁を課せられ、ロシアの経済が破綻し、民衆が窮乏に立たされるのは目に見えています。ロシアもウクライナも正教の国です。キリスト教が精神的支柱となって国を立て直し、復興していくほかはないように思えます。祈りの輪で世界を包むとき、必ず主の光が現れます。

しかし、私は主を仰ぎ見、私の救いの神を待ち望む。私の神は私の願いを聞いてくださる。(ミカ7:7)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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