3月6日の「世界祈祷日」に合わせて、今年も全国各地の教会で関連集会が開かれる。日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会が集会の情報をブログに掲載し、参加を呼び掛けている。
世界祈祷日は1887年、米国の女性たちが移住者や抑圧されている人々を覚えて始めたもので、第2次世界大戦後は、和解と平和を求める祈りの日として教派を超えて広がった。現在では世界祈祷日国際委員会(WDP)が中心となり、世界中の教会で毎年3月第1金曜日に守られており、今年は3月6日となる。日本では1932年から始まり、49年からはNCC女性委員会がWDPから送られる原案を基に日本語式文を作成し、配布している。
今年のテーマは「起き上がりなさい!床をかついで歩きなさい」。式文を作成したのは、ジンバブエの女性たち。ジンバブエの歴史的出来事を背景にしたテーマとなっており、イエスとの出会いを、和解と平和を愛する行動を呼び掛けるものとして捉えている。
NCC女性委員会は、「ジンバブエの女性たちが語り掛けている言葉に耳を傾け、自由と正義と平和への道を求める人々と、互いに支え合い、祈りを共にしたい」と参加を呼び掛けている。
世界祈祷日にささげられた献金はWDPを通して、式文作成国で行われる女性の活動や国内外での女性の働きのために用いられる。集会日程の詳細は、NCC女性委員会のブログを。