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シンプルライフの旅人 穂森幸一(138)

2019年8月22日11時23分 コラムニスト : 穂森幸一
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愛する者たちよ。あなたがたにお勧めします。旅人であり寄留者であるあなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。(1ペテロ2:11)

ある時、米国人の夫婦が日本に短期滞在して活動しなければならなくなり、ホテルではなく住居が必要になったことがあります。こちらでは短期の賃貸マンションなどの契約は難しいため、マンスリーマンションを用意しました。マンスリーマンションは通常のマンションよりもコンパクトになっています。

部屋の機能などの説明をしていたとき、「とても便利な造りになっているけれども部屋が狭くて、圧迫感がある」というようなことを言っていました。私も米国に数カ月滞在して自分の部屋に帰ると、家具が自分に迫ってくるような圧迫感を感じた記憶がありますので、その気持ちは分かります。しかし、日本の現状に慣れてもらうことも必要です。そこで私は、その夫婦に「ちょっと目を閉じて、アメリカでキャンピングカーに乗っていたときをイメージしてください」と提案しました。そうしたら、キャンピングカーに比べたら全然狭くない、むしろこっちの方が広いと言って納得してくれたことがあります。

自分の部屋を見まわしてみると、とても狭く感じることがあります。しかし、狭く感じる要因の一つは、物が多いということではないかと思います。安売りの広告に釣られて買ってしまったけど大して役に立たない家具とか、年に一回くらいしか使わないものもあります。必要なときはレンタル用品を使ってもよかったのかなと反省することがあります。

また、押し入れを開けても不用品であふれていますが、捨てるに捨てられない現状です。いくら安売りとはいえ、お金を払って買っています。もし買わなければ手元にお金が残っているはずですから、とてももったいないことをしたことになります。安売り商品を買い急ぐのではなく、もっとお金を有意義なことに用いればよかったと反省しています。

日本のテレビで一時期、人気のあった片づけ名人の本が米国でベストセラーになり、その名人も米国で引っ張りだこの人気が出ているそうです。特に富裕層の間で人気があるということです。お金を持っていたら、購買欲に拍車がかかり、物の洪水になってしまうかもしれません。

最近、米国で人気の出来事としてユーチューブなどで取り上げられているのが、払い下げられたスクールバスを改造してモーターホームにすることだそうです。バスを30万円くらいで下取りし、改造費に50万円くらい掛けているようです。予算としては100万円以内が目標だそうです。ニュージランドでは日本の路線バスを活用している人もいます。

私も地元のバス会社が払い下げた中古バスを自動車販売店まで見に行ったことがあります。車体の状態も良くて、エンジンの調子も悪くないようです。値段は25万円だったのですが、移動するのに大型免許が必要ということと、改造した場合の陸運局の認可のハードルが高いということを聞いて諦めました。外国では改造に対してそんなに厳しい基準もなく、車検も簡単なところが多いようですので、モーターホームを持つのが容易なのかもしれません。

バスを入手してきたら、座席を全部取っ払って木目の床や壁にすると、まるで普通の部屋と変わらない雰囲気が出てきます。電源はバスの屋根にソーラーパネルを設置し、予備バッテリーを活用することで十分に賄えるようです。天気の悪い日が続いたときのために、念のために発電機を備えているようです。台所の燃料はプロパンガスを用いれば、小さなタンクでも1、2カ月大丈夫みたいです。

モーターホームの問題点は、スペースが限られていますので、必要最低限度のものを積み込まなければならないということです。以前使っていた家具や衣類の大半は処分するようです。モーターホームに切り替えることで断捨離になるようですが、ほとんど不自由は感じないということです。いかに不必要なものに囲まれていたのか考えさせられます。

モーターホームで生活している人の中にも、それぞれこだわりがあります。ある女性は、どうしても薪ストーブを設置したいと言っていました。薪ストーブがあれば、どんなに寒冷地でも十分に部屋を暖められるし、炎を見ていると落ち着くというのです。そのためには屋根に穴をあけて煙突を設置しなければなりませんし、防火壁も必要になってきます。そのためにシャワー室の設置を諦めたと言っていました。体をきれいにするのはタライがあれば十分だというのです。

スクールバスホームの次に起こってきたのが、小さい家ブームです。家は必要最低限度の広さがあれば十分だし、スペースを有効活用することで不自由はないそうです。しかも経済的に負担が小さいということで人気なのです。そして日本の匠の技に注目が集まっているそうです。

物の束縛や持ち物の誇りから解放されたら、とても生き方が楽になるかもしれません。イエス様はこの地上におられるとき、自分の家は持たれませんでした。また宣教のために会堂を所有することもなさいませんでした。人々のいる所へ出掛けて行き、路傍が宣教の場でした。肉の欲から解放されたら、予算がないとか、活動費が足りないから十分な働きができないという言い訳もしなくなるのかもしれません。

これらの人々はみな、信仰の人々として死にました。約束のものを手に入れることはありませんでしたが、はるかにそれを見て喜び迎え、地上では旅人であり寄留者であることを告白していたのです。(ヘブル11:13)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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