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なにゆえキリストの道なのか

なにゆえキリストの道なのか(138)それなら、信じる意味がない? 正木弥

2018年4月14日22時08分 コラムニスト : 正木弥
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関連タグ:正木弥

神を信じる人にもつらいこと、苦難や災難が来る。それなら、信じる意味がない。

御利益宗教は、“無病息災” や “交通安全” などを看板にして、お参りを呼び掛けています。しかし、お参りしても、病気にかかるときはかかり、交通事故が起こるときは起こります。初詣で交通安全をお参りした帰りに事故に遭ったなどということは日常茶飯事です。お参りする側も、看板に偽りありだと怒ることはありません。初めから、そんなに期待していないからです。

対するキリスト信仰は、“御利益信仰ではない” と初めから申しております。苦難や災難が来ないとは全然約束していません。いや、むしろこう言っています。「あなたがたは世にあっては苦難があります。しかし、勇敢でありなさい」(ヨハネ16:33)。生きる状況がどうなろうとも、忍耐し、神の救出を待望して生きるよう勧めています。キリストの神が “試練とともに脱出の道も備えてくださる”。そのことを信じて耐えていくのです。

苦難が激しくて、極端な場合死に至るかもしれません。しかし、肉の体は死んでも、それで終わりではなく、死の向こうに永遠のいのちを見ているのです。人生は肉体の死で無意味になるのではなく、永遠のいのちにつながることで勝利になり、成功になると堅く信じているのです。

もちろん、苦難・災難の当初は苦悩の渦に巻き込まれ、当惑し、動揺し、わめくこともあるでしょう。しかし、聖霊の神の守り・導きで強くせられ、成長させられ、ますます信仰を堅くしていく、そのあげく、別の高みに導かれるのです。その到達点の一つが「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした」(詩篇119:71)との告白です。

苦難や災難は誰にも臨みます。思いがけないところから、意外な時に起こるものです。それがないように万全の備えをすることは誰にもできません。大切なことは、それが起きたときに、勇敢に、あるいは粘り強く、場合によっては益になるように乗り越えられるかどうかです。聖霊の神は信じる人を支えてくれます。実際にそれを乗り越えた信徒たちの多くの証しを聞いてください。

また、キリストを信じる者は、いわゆるこの世のしあわせがすべてとは考えません。むしろ、永遠のいのちを獲得することこそ人生最大の目標だと確信しています。この目標観によって、この世の苦難、災難を相対化できるのです。

最後に、旧約聖書のヨブ記は苦難に遭った人の生き方を探求していますから、じっくりと読んでみてください。キリスト信仰は、強く生きられる秘訣です。どうぞ、その秘訣を自分のものにしておいてください。

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◇

正木弥

正木弥

(まさき・や)

1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。

【正木弥著書】
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)
『創造論と進化論 〜 覚え書 〜 古い地球説から』
『なにゆえキリストの道なのか』

【正木弥動画】
おとなのための創作紙芝居『アリエルさんから見せられたこと』特設ページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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