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死刑宣告を覚悟した牧師、監獄での驚くべき体験語る スーダン(2)

2016年6月27日14時24分 翻訳者 : 山本正浩
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関連タグ:スーダンオープンドアーズ
死刑宣告覚悟した牧師、監獄での驚くべき体験語る スーダン+
マイケル・ヤット牧師(写真:オープン・ドアーズ)

ヤット氏は、2人にこのような苦しみが許されたのは、神に目的があったからだと信じている。

「この体験を通して、囚人たちは福音を聞くことができました。私たちが救いに導いた者のうち、2人は私たちが刑務所にいたときに絞首刑になりました。3人は、私たちが釈放された後に殺されました。彼らが今、主と共にいることは慰めです」

「また、スーダンの教会の状況が広く知れ渡ることにもなりました。スーダンのクリスチャンが圧迫を受けてることを、世界中の人々が知ることになりました。私たちの投獄が兄弟姉妹の苦しみを明るみに出すための神の手段であり、兄弟姉妹が救済活動や祈りの支援を受けられるのなら、私たちは苦しんだかいがあります」

「苦しみに遭遇しても驚くべきではありません。私たちは、そうなるように定められているのです」とヤット氏は言う。

牧師の息子であったヤット氏は、10歳の時にイエスを受け入れたという。

「ある少年が弟の自転車を盗んだので私が取り返そうとしたところ、少年は私をたたきました。私はこの出来事に腹が立ち、食事も喉を通らず、眠ることもできませんでした。ところが驚いたことに、その少年を赦(ゆる)さなければいけない、という思いが湧き上がってきたのです。少年を赦すと、私の心に深い平安がきました」

「その時、私はキリストに生涯をささげようと決意しました。この赦しの原則は、今でも私の人生で重要な役割を果たしています」

ヤット氏はエジプトで神学を学び、その後、伝道者、牧師、教師としてスーダンと南スーダンで奉仕する。内戦勃発後、ウガンダに避難したが、14年12月、一番下の子どもにハルツームで治療を受けさせるため、妻とともに帰国した。

「帰国した最初の日曜日に、私は妻のメアリーに、ブハリ福音教会に行きたいと言いました。内戦のただ中にある教会の兄弟姉妹たちの様子を、どうしても知りたかったのです。妻は言葉で言い表せない不安を感じるので、私に行かないでほしいと言いました。でも私は、携帯とiPad、メモリースティック、ノートを持って出掛けました。ある理由から、私は所持金を全て妻に手渡しました。もしそのお金がなかったら、妻は足止めされていたでしょう」

最終的にヤット氏は説教したが、それが治安当局に録音され、逮捕につながってしまう。

「当局から私たちの働きに関して尋問され、クリスチャンと主張するイスラム教徒が私たちと一緒にいた理由を聞かれました。また、私たちが協力していた現地人の牧師たちや、私たちの働きが行われている場所を示したスーダンの地図についても聞かれました。当局者は、その地図は、私が南スーダンのスパイであることの証拠だと言いました。また彼らは私のノートパソコンに保安訓練資料を入れ、それが2010年からパソコンに入っていたと主張しました」

コベル刑務所でヤット氏は、17人の囚人とともに監房に入れられた。しかし、ヤット氏は愚痴をこぼすどころか、次のように語った。「あれは伝道のための絶好の機会でした」

ヤット氏らは、順番に睡眠を取ったことで、狭い監房の中でも生き延びることができたという。「6人が4時間ずつ眠り、他の者たちが寝ているときは起きて座っていました。コベル刑務所にいた間、ずっとそうしていました。室温の高さと衛生環境のひどさは言葉で言い表せません。監房には窓が1つもなく、室温は常時、50度に達していました」

「また囚人が1日のうちで監房から出られるのは1時間だけで、その間に入浴とトイレを済ませ、監房に戻るのです。それなのにトイレは3つしかありませんでした。誰も病気にならなかったのは、本当に奇跡です。主が守ってくださったのです。私はこの期間、ローマの信徒への手紙8章18〜39節にすがっていました」

ヤット氏によると、その刑務所には、些細な罪しか犯していない者から、根っからの悪党まであらゆる種類の犯罪者がおり、2人はそうした人々にキリストを語ることができたという。

昨年8月に行われた最後の尋問では、ヤット氏は「治安妨害」の罪で有罪とされ、イェン氏は「犯罪組織、あるいはテロ組織を取り仕切った」罪で有罪とされた。2人は釈放されたが、それは8カ月間刑務所で刑に服したという理由からだった。

ヤット氏は、2人が支援を受けられたことに感銘を受けていると述べた。

「スーダンのクリスチャンたちは集会を開き、私たちのために祈ってくれました。彼らは教派の壁を超えて1つになりました。それが大きな祝福になると悟ったのです」

ヤット氏は、迫害にさらされている人々に向けてこう語った。「迫害を受けても、驚いたり落胆したりしないでください。苦しみを受けた理由を探すのではなく、キリストは決してあなたを捨てない、という事実に意識を向けてください。主は、『インマヌエル、共にいます神』と呼ばれています。主に信頼し続けてください。御心であれば、主は私たちにそうされたように、皆さんも苦しみから解放してくださいます。あなたの証しが、他のクリスチャンの励ましになるのです。ですから希望を捨てないでください。最後に言いますが、刑務所にいた私たちを慰めてくださった主が、皆さんをも慰めてくださいますように」

ヤット氏は、スーダンのために引き続き祈ってほしいと、世界中のクリスチャンに訴えた。「どうか引き続き、スーダンのためにお祈りください。政府による断続的な抑圧のため、多くの人が弱っています。その人たちには訓練と祈りと支援が必要です。教会の働きに携わっている者たちが強められるよう、祈りに覚えてください」

(1)(2)

※ この記事は、英国クリスチャントゥデイの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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