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イスラム国(IS)

たとえイスラム教徒があなたを殺そうとしていても、あなたは彼らを愛することができる(2)

2016年4月7日15時49分 翻訳者 : 木下優紀
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関連タグ:イスラム国(IS)ベルギー
たとえイスラム教徒があなたを殺そうとしていても、あなたは彼らを愛することができる(2)+
ナビール・クレーシー氏は「ラビ・ザカリアス・インターナショナル・ミニストリーズ」の国際的スピーカーだ。

「穏健なムスリムがイライジャ・ムハンマドのクルアーンのテキストに触れるにつれ、インターネットによって何度も何度も触れることができることから、穏健なムスリムの考えは、現実的ではなくなっているように思います。それに触れるにつれ、私が本の中で語った三つの道のうち一つを選択せざるを得なくなります。無関心、背教か、過激化です」

「もしあなたが穏健なムスリムなら、『いいでしょう、イスラム教は平和的で、私はそれを実践します。そういうことです』と思うでしょう。しかしそれは、あなたがクルアーンとハディースの文章を実際に読んだことがないからだけです。あなたは、ムハンマドが言ったことに実際に触れていません。今は、あなたはモスクでの伝統に従っているか、あなたに教えた長老たちに従っているかでしょうが、テキストを読んだことはないのです。そこが私の指摘するポイントです」とクレーシー氏は強調した。

「普通のムスリムという立場から、背教、無関心、過激化という選択へと人々を押しやっているのは、文章へのアクセスのしやすさです。私について言えば、ムハンマドとその全ての暴力に従うことは到底できなかったために背教しました。しかし、私は、それでも神が存在すると信じていました」

クレーシー氏は神への強い信仰があったため、「道理にかなっている」と感じたキリスト教へと移ることができた。

「しかし、神とのそのような強いつながりを必要としない人にとってすれば、イスラム教の暴力を見ると外面的で無関心な信者となります。あるいは神と強いつながりを持っている人にしてみれば、彼らは過激化して過激派となっていきます。そしてそれが、今後外面的なイスラム教が増え、また背教、無関心、過激化のいずれかの道をたどる人が増えると私が考える理由です」

クレーシー氏は、より理解を深めるために、イスラム教とイスラム教徒の間のより明確な区別が必要だと考えている。

「私たちがこの時点でできる最善は、ムスリムとイスラム教をはっきり区別することです。私たちはまだ、公共の報道でその区別をしていません。そしてそれが、人々にムスリムへの批判と取られてしまうためにイスラム教の批判ができない理由です。反イスラム教のそしりのために、会話が終了させられるのです」とクレーシー氏は言及した。

この点を例示するため、クレーシー氏は反イスラム的な内容になるとの懸念を理由に、最近カナダのトロント大学での講演の約束がキャンセルされた事件を示した。

「私はその大学で、イスラム教を基礎から理解する一方でどのように隣人を愛すべきかについて人々に教え、話すよう依頼されていました。彼らはイベントの2日前にキャンセルしたのです。彼らは『反イスラムがあってはなりません。あなたは怒りと憎悪を創り出そうとしています』と言いました」

「ですから、今となっては政治的に非難されるために、この問題を扱うことすらできません。そしてそれほど非難される理由は、人々がイスラム教とムスリムを混同しているからです。私は、ムスリムについて否定的なことを言うつもりは全くなかったのです。そうしていれば、憎悪を招いたでしょう。私は、彼らが信奉しているこのシステムについて話そうとしていたのです。それは憎悪を招くことではありません。学術的で批判的な内容ですが、私たちがそれを混同するので会話が終了してしまいました」とクレーシー氏は説明した。

「政治家にとっての第1ステップは、私たちがこれらの問題について議論を始められるようになるために、考え始めることと、専門用語をもっと明確に使うことです。私たちはその理由から、これらの問題についての議論を始めることすらできません」

彼は、キリスト教徒ももっと愛を示す必要があると論じた。

「クリスチャンへの私の提案は、それよりも上のステップに行くことです。たとえあなたを殺そうとしている人々がいるとしても、あなたはその人々を愛せますし、自己犠牲をもって彼らを抱擁することもできます。なぜそれが応答となるかというと、それが率先して過激化を食い止めるからです。サンバーディーノの彼(銃乱射事件の実行犯、サイド・リズワン・ファルーク容疑者)の場合、彼は職場に友人がいなかったのです。なので彼は皆に向けて銃撃したのです」とクレーシー氏は主張した。

「私は、もしそこにクリスチャンがいたならばと思います。たとえ彼がイスラム過激派で、人々を殺そうという気質があったとしても、『たとえこの人が私を殺すとしても、私は自己犠牲をもってこの人を愛するつもりです』というクリスチャンがいたならば、彼が心変わりをするチャンスがあったかもしれないと思います」

「ですからクリスチャンには、自分自身の命をもって最前線で過激化を食い止めるという、さらに深いステップに進む能力があります。これこそ、主要な論点ではないでしょうか。私たちがあまりにも反応的に行動しているからです。何か悪いことが起こるのを待って、そこで『どのように直せばいいのか?』と言っているのです。私はこのキリスト教のメッセージが、率先してこのような事件を防ぐ唯一の選択肢だと考えます。でも繰り返しますが、会話が終了させられているので、このようなことについて話すことができません。世俗的な方策では、過激なイデオロギーを取り除くことはできないのです」

(1)(2)

関連タグ:イスラム国(IS)ベルギー
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