Skip to main content
2025年9月13日07時07分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 文化

アイヌの歌人・伝道者バチラー八重子の肉声賛美歌を公開 室蘭市

2015年11月27日18時56分
  • ツイート
印刷
アイヌの歌人・伝道者 バチラー八重子の肉声の賛美歌を公開 室蘭市+
その生涯がアイヌの人々と共にあったバチラー・八重子。八重子の後ろにある肖像画は「アイヌの父」ジョン・バチラー。(画像:伊達市噴火湾文化研究所提供)

アイヌ民族の歌人バチラー八重子(1884~1962)がアイヌ語で歌った賛美歌の録音音声が15日、室蘭市のカトリック東室蘭教会で開かれた同教会主催の講演会「アイヌ語の賛美歌があった」の中で公開された。公開された八重子の独唱は賛美歌の「主われを愛す」「蛍の光」で、1961年ごろ、伊達町(現在の伊達市)にあった八重子の自宅で録音されたものだという。室蘭新聞が伝えた。

アイヌの歌人・キリスト教伝道者として知られるバチラー八重子は、北海道伊達町有珠(現・伊達市)のアイヌの豪族である父・向井富蔵と母・フッチセの間に生まれた。8歳の時に、「アイヌの父」と呼ばれた英国聖公会の宣教師ジョン・バチラー(1854~1944年)から受洗を受けている。バチラーは1877年に来日し、アイヌ民族の人権向上のために64年間、伝道・教育・医療などに献身した人物で、後に八重子はバチラーの養女となっている。

八重子が、バチラーとその妻ルイザの養女となったのは22歳の時で、養子縁組の契約書には、「向井フチハ養父ジョン・バチラー、養母ルイザ・バチラーノ精神ヲ承継シテ同胞ヲ救ハン事ヲ生涯ノ勤メト為シ且ツ之ヲ永遠ニ伝フル事」とあり、その後の八重子の生涯はその契約書通りで、養父と共に、平取や幌別の聖公会や樺太などで布教活動を続け、家では、英語、アイヌ語そして日本語をうまく使い分けて訪問客やルイザ夫人の通訳などをしながらアイヌ人伝道に励んだ。

八重子は31年4月にアイヌ語で歌った歌集『若きウタリ(アイヌ語で「同族」の意)』を発表している。この歌集はアイヌ人伝道の中で、同族であるアイヌの人々について詠んだもので、アイヌ語研究の第一人者である金田一京助の目に偶然留まり出版された。この歌集がきっかけとなり、八重子は歌人として知られるようになった。

今回公開された八重子がアイヌ語で歌う賛美歌は、養父バチラーと、アイヌ民族として民族の教育に力を注いだ金成(かんなり)太郎(1860~95年)が、聖書のアイヌ語翻訳に取り組む中で作ったもの。太郎は、幌別のアイヌの長老の家で生まれ、バチラーにアイヌ語を教えていく中でキリスト教を信じ、バチラーからアイヌで最初にプロテスタントの洗礼を受け、アイヌの伝道者となった人物だ。

八重子や太郎をはじめ、アイヌの中に多数のキリスト教信者を育てたバチラーは、太平洋戦争の最中、敵性外国人として強制帰国させられ、44年に英国で死去した。養父を亡くした八重子はその後、37年に多くの信者らの協力によって建てられたバチラー夫妻記念教会堂(北海道伊達市向有珠町)の傍らにある自宅で、バチラーの残していった愛読書250冊と遺品を守りながら一人で静かに暮らしていたが、62年、旅行先の京都で急逝した。77歳だった。

バチラー記念堂は、丸い窓と白い十字架が目を引く、石造りのモダンな教会堂だ。老朽化した記念堂の修復工事が2000年に行われ、現在は、2階にバチラーの遺品を展示するコーナーが設けられている。

  • ツイート

関連記事

  • インドネシア・アチェ州、2006年以降教会1000カ所閉鎖される

  • 10代のイスラム教徒、迫害に苦しむキリスト教徒を支援するために集まる ラホール

  • 日韓NCC共同協議会、最終声明と付帯文書を採択 日本語版全文を公開

  • アッシリア人キリスト教徒37人、ISの拘束から解放される

  • みんなで生きる―弱さからの祝福―  理学療法士の山内章子さんがバングラデシュでの6年半の活動を報告

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • イエスの統治を祝う祭典「ジーザス・レインズ」が10周年 ラップ賛美など新しい試みも

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • ワールドミッションレポート(9月11日):ケニア 疲れ果てた足からバイク伝道へ

  • 新しい発見 佐々木満男

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(11)抗黙示思想と今この時のトーブ 臼田宣弘

  • ワールドミッションレポート(9月13日):インド リクシャに乗せて、デリーの街角へ福音を

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(12)「苦しみ」から「光」へ 三谷和司

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

  • 「世界で最も優しい裁判官」 フランク・カプリオさん死去、敬虔なカトリック信者

  • 米保守派活動家で熱心なクリスチャンのチャーリー・カーク氏、イベント中に射殺される

  • 石破茂首相が退陣表明、15年ぶりのクリスチャン首相

  • 牧師を辞めた理由は? 元牧師730人を対象に調査 現役牧師や信徒へのアドバイスも

  • 「信教の自由を脅かす」 旧統一協会の解散命令巡り特別集会、西岡力氏らが登壇

  • ウェールズ聖公会、首座主教にレズビアンの女性主教選出 保守派からは強い批判の声

  • 「信仰の実践としてのスピリチュアルケア」 オリブ山病院で第3回臨床牧会教育

  • 花嫁(32)愛というレンズで 星野ひかり

  • 「聖書を読まなかったら、今の自分はない」 元ヤクザの進藤龍也氏と山崎純二氏が対談

  • 2024年の聖書頒布統計発表、デジタル版が印刷版を初めて上回る

編集部のおすすめ

  • 「20世紀のフランシスコ・ザビエル」 聖心女子大学で岩下壮一神父の特別展

  • 「罪のない赤ちゃんを殺さないで」 東京でマーチフォーライフ、中絶の問題を訴え

  • 教育改革が「日本のリバイバルにつながっていく」 牧師の金子道仁参院議員が講演

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.