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イエスの死は全人類のため?それとも神に選ばれた人々のため? 神学者が「予定論」について議論

2014年1月29日16時46分
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イエスの死は全人類のため?それとも神に選ばれた人々のため? 神学者が「予定論」について議論 +
アルファ・アンド・オメガ・ミニストリーズの代表ジェームズ・ホワイト博士(左)とユダヤ人キリスト教徒で弁証家のマイケル・L・ブラウン博士(右)(写真:RevelationTV.com)

イエスは誰のために死んだのか?全人類の罪のためか?それとも神に選ばれた一部の人々のためか?ユダヤ人キリスト教徒で弁証家のマイケル・L・ブラウン博士と、アルファ・アンド・オメガ・ミニストリーズの代表ジェームズ・ホワイト博士が24日夕方、この問題を巡りRevelationTV.com上でライブのディベートを行った。

24日のディベートでホワイト博士が語ったところによれば、この問題は結局のところ、キリストの十字架上の死には父と子と聖霊のどんな意図が表れているのか、ということにつきる。ホワイト博士は、アリゾナ州フェニックス市にある福音改革派弁証家グループ「アルファ・アンド・オメガ・ミニストリーズ」の代表だ。

「イエスの十字架上の死は契約のための死です」とホワイト博士。「神がご自分の民と対峙されるのは契約という形を通してですが、新しい契約はイエス・キリストの血において確立されたものです。それは特定の人々を念頭においたもので、彼らにとってのみ特定の効果を持つものなのです。具体的に言えば、イエス・キリストは選ばれた人々のために死なれたのであって、その死により彼らに代わって永遠の贖罪を成し遂げられたのです」

ホワイト博士は、これまでにギリシア語や組織神学など、様々なトピックの講義を弁証家として行っているが、ヘブライ人への手紙9章15節を自身の議論の裏づけとした。「こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者なのです。それは、最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、キリストが死んでくださったので、召された者たちが、既に約束されている永遠の財産を受け継ぐためにほかなりません」と書かれた箇所だ。イエスの十字架上の死の意図は、この箇所で明らかにされていると、ホワイト博士は語る。

一方、ブラウン博士は、それに異を唱える。彼は、全米で放送されているラジオ番組「ザ・ライン・オブ・ファイア」に出演している神学者だ。

「聖書の証言としては、イエス様は全人類の罪のために死なれたことが明々白々です。これまでに生きた全ての人間の罪を贖うため、そうして全人類に対する神の恵みと愛を示し、信じる全ての者の救いを確かなものにするために、死なれたのです」とブラウン博士は語る。彼は、ノースカロライナ州コンコードにあるFellowship for International Revival and Evangelism School of Ministryの代表兼実践神学の教授を務めている。

ブラウン博士が引用したのは、ヨハネによる福音書3章16節。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」という箇所だ。

この「世」という言葉はヨハネによる福音書では明らかに定義されていて、選ばれた者という意味ではありえない、とブラウン博士は論じる。彼は、「Coalition of Conscience(良心連合)」というグループの代表も務めている。

また彼は、ヨハネの手紙1の2章2節(この方こそ、わたしたちの罪、いや、わたしたちの罪ばかりでなく、全世界の罪を償ういけにえです)とテモテへの手紙1の2章3節から6節(これは、わたしたちの救い主である神の御前に良いことであり、喜ばれることです。神は、すべての人々が救われて真理を知るようになることを望んでおられます。神は唯一であり、神と人との間の仲介者も、人であるキリスト・イエスただおひとりなのです。この方はすべての人の贖いとして御自身を献げられました。これは定められた時になされた証しです)も引用した。

これに対してホワイト博士は、聖書では「すべて」という言葉が区別なく使用されているのではないかと反論した。神は創造物全体に対する愛をイエス・キリストにおいて示してはいるが、ヨハネによる福音書3章16節でさえ、その死によって恩恵を受ける者はキリストを信じる者に限定しているという。さらに、信仰とは神からの贈り物である、とホワイト博士は付け加えた。

しかし、イエスの死はただ神の愛を表しただけではない、世界中の罪をも取り去ったのだ、とブラウン博士は反論。ブラウン博士は、神が誰かを地獄に送ることを前もって予定しているなどとは信じられないという。実際、罪が問われるのは、イエスの死が自分自身のためであったと信じることを拒否してからである、とブラウン博士は論じる。最初から選ばれているのでなかったら、何故拒否することによって罪に問われることになるのか?

一方、ホワイト博士は、イエスの死が何を結果としてもたらしたか、そして贖罪の範囲と影響はどこまでであったかということに関心があるのだという。もしイエスが本当に皆のために仲裁役となったのであれば、何故一部の人に対してはそれが成功しないということになるのだろうか。信仰と悔い改めは神の贈り物なのだ、と彼は繰り返す。

ブラウン博士は、我々は信仰によって義とされるのであって、キリストの死によってのみ義とされるのではないと、新約聖書では繰り返し述べられていると主張。「つまり、人間の側から参加する面もあるということだ」

全能の神は結果を見越しながらも世界を創造したのだ、と彼は付け加える。「神の予知と人間の自由意志は、互いに葛藤となる問題ではありません。神はご自分のものとなれという呼びかけに答える人々と、答えない人々がいるような世界を創造したのです」

ディベートの後、視聴者の1人がホワイト博士に質問した。キリスト教徒と非キリスト教徒双方に福音を述べ伝える際、もしイエスが皆のために死んだのでなかったら、どうして救いは皆のためにあると言っても嘘にならないのか?

この質問に対するホワイト博士の答えは、我々には福音を明らかに伝える義務があり、誰が選ばれているのかいないのかは我々の知りえるところではない、というものだった。

予定論を信じるかどうかで福音の伝え方が変わるかという問題に関して、ブラウン博士は、もし自分がある町に宣教に行った場合、少なくともそこの住人の何人かは福音に答えてくれるだろうという希望が持てるという。しかし、予定論を信じている人にとっては、その町に救われる予定の人がいるかどうか知りえないだろう、と彼は付け加えた。

意見は異なるものの、ブラウン博士とホワイト博士は、お互いの宣教活動を認め合い、共に主と歩んでいることを尊重している。25日夕方には、この2人の神学者は、癒しという恵みはもう今の世には存在しないのかについて議論を行った。

※ この記事は、クリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。一部、加筆・省略など、変更している部分があります。
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