【CJC=東京】米テネシー州で生後7カ月の赤ちゃんの姓(ラストネーム)をめぐり、両親の意見が対立、クック郡裁判所へ提訴したところ、ルー・アン・バリュー児童保護判事が8月8日、生後7カ月の赤ちゃんの名を「メサイア」(メシア)から「マーティン」に変えて全体を「マーチン・デショーン・マカロー」するよう命じた。「マーティン」は母親ジャリーナさんのラストネーム。
赤ちゃんの生物学的な親はマーティンさんとジャワアン・P・マカローさん。2人は結婚はしていない。
バリュー判事は、「メサイア」が称号であり、それはイエス・キリストが保持しているから、と判示した。また子どもの将来を考えてのこと、と言う。ただこのような判示は今回が初めてとか。
ラストネームだけの問題だったのに、「メサイア」はダメと言われ,困惑している両親に、「米市民の自由連合」(ACLU)テネシー支部が擁護に立ち上がった。判事が信仰を持つのは自由だが、自分の信仰を他人に押し付ける権利はないのに、それを強行したと言う。
上訴審は9月17日に予定されている。
赤ちゃんの名前専門のネット・サービスの調べでは「メサイア」は387位になっている。「ジーザス」(イエス)は101位、「クリストファー」は23位。
別のデータでは、「メサイア」は2005年の904位から12年には387位に人気が上昇している。
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