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波に乗る時代から時代を創る時代へ

2013年1月22日13時44分
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松島修氏。2013年1月14日、東京中央教会(東京都新宿区)で。+
 東京中央教会(東京都新宿区)で行われた14日午後の断食祈祷聖会で投資顧問会社エフピー(FP)ネット代表の松島修氏が「聖書と経済」について講演を行った。松島氏は聖書の価値観に沿った投資のアドバイスや成功法則に関する数々の書籍を出版し、教会の牧師、伝道師にも聖書の実践的なアドバイスを行っている。

 松島氏は大学一年時に聖書に出会い、救われている。工学部に所属していた松島氏は、もともと宗教や聖書が嫌いで、聖書の嘘を暴くために聖書を読み始めたものの、それから3カ月で大転換し、神の召しを受け入れ、「聖書に書かれてあることを文字通りに信じる」という信仰に至ったという。

 
聖書の話をしやすい分野が『お金と経済』

 松島氏は経済について「ものすごく聖書とリンクしている。聖書の視点で見ると経済のことが見えてくる」と述べた。投資のアドバイザーとして顧客にアドバイスを行う活動の中で年間約50人の顧客、その知人や友人が聖書を信じる信仰に入っているという。中には「信仰を持ちたい」という理由で新幹線に乗って松島氏のアドバイスを受けにやってくる顧客もいるという。

 聖書の価値観を伝えることで、聖書を信じるように促さなくても「勝手に救われていく」という。

 松島氏は共観福音書に書かれてあるイエス・キリストのたとえ話で「お金」について例えている箇所が多いことを指摘し、「当時からお金については人間が一番興味を持っていた。そういった興味があるわかりやすいところから、イエスはお話したのだと思う。神の国の概念、聖書の本質と投資のアドバイスは一致する。実に聖書の話をしやすい分野が『お金と経済』についてだと思う」と述べた。

 昨今の世界経済で話題になっている「金融危機」「経済危機」「想定外の災害」というようなキーワードについて松島氏は「すごく黙示録的。黙示録のイメージに当てはめることで、『次はどうなるか』というのが見えてくる」と述べた。
 
 聖書と経済については、1990年にバブルが崩壊して以来、注目が集まるようになったという。松島氏は現在の経済情勢について「100年に一度、一回しか経験しないような大きなショックの中にある。ものすごくチャンスの時だと思う。なぜ金融危機、大震災が生じたのかというと、(神様が)間違った方向に向かっていたものが戻そうとしている。的外れな思いから聖書的な思いに転換しなさいという警告を与えている。100年前の危機は(今生きている人は)誰も経験していない。この金融危機はあと2、3回生じるだろう。一旦戻っていく局面はあるだろうが、方向性としては第2段階、第3段階があるだろう。円安にふれて、金融緩和をして、デフレからインフレにもっていこうと各国が一生懸命通貨を発行して何とか目先を繕って、穴を埋めているうちに、経済が復興することで帳尻を合わせようとしているが、経済が立ちあがってこなかった時には、借金が増え、大きなインフレが来る可能性がある。賃金が上がらずにインフレが来る可能性がある」と懸念を伝えた。


試練でもたらされることは、基本的には良い事しかない

 松島氏は金融危機や大震災のようなショック(試練)について「なぜショックが生じるのかというと、人が本来の道(使命・全ての人の使命は神の国を創ること)に歩んでいないから。試練の一番大きなところでは、神から離れている人が神に立ち返り、神を信じる人は、練られたり、ステップアップするためにであり、試練でもたらされることは、基本的には良いことしかない。信仰的には良い時が続くが、経済的にはかなり大変になっていくのではないか」と伝えた。

 過去の経験が役立たなくなる中、「今まで学んできたことがうまくいかないから、世の中では普遍的な法則を求めようとするようになる。そのことで聖書もブームになった。普遍的法則について遡ると聖書に当たるようになり、創世記の頭、罪を犯す前にまで辿りつくようになる。神の国はそもそもどういうところであるか、アダムとイブが最初に存在していた場所をいかに目指せるか。『波に乗る』時代から、『時代を創る』時代になっていかなければならない。聖書の考え方、行動様式に則って、何をするべきかを具現化できる時なのでクリスチャンが時代を創っていく役割がある。大きくクリスチャンが働いていける。神の国を目指す人を見て賛同していく人たちが多く現れてくる時代である」と説いた。

 
日本人はものすごく聖書的

 松島氏は日本人と聖書観について「日本人はものすごく聖書的。宣教師がやってきて伝えようとしてもなかなかうまくいかない理由は、聖書に西洋的な色がついていることによる違和感があるから。そのためになかなか信仰に至らない。日本人は『天命』、『天職』、『使命』に憧れている。手紙の最後には『お祈りしております』と書く習慣がある。『高潔に生きなければならない』と思っていて、『恥』を知っており、なんとなく創造主的なものを意識しながら生きている」と述べた。

 日本人に聖書観を伝える際、旧約聖書の聖書観である「人は神に愛されている」「人は神に似せて創られた最高傑作」であり、「目的をもって創られた」という3原則については大方の日本人が肯定でき、旧約聖書の信仰はすでに日本人の中に備えられている一方、西洋のキリスト教として「あなたがたは罪人です」からスタートすると、日本人にとって違和感が生じてしまうという。松島氏は旧約聖書の三原則は地上で「成功者」となるための原則である一方、新約聖書の原則は、「勝利者」となるための原則であり、旧約の信仰を持っていると認識した人は、新約の信仰も簡単に受けいれやすいと指摘した。
 
すべての人に共通の使命は、神の国を創っていくこと

 伝道することについて松島氏は、「難しいと思ってしまうと難しいが、実はすごく簡単。日本人のアイデンティティが『聖書的である』と納得できたとたんにスイッチが入る。スイッチが入ったとたんに使命に生きるようになる。人生は目的がないと意味がない。目的のない人生は地獄のようなもの。すべての人に共通する使命は、『神の国』を創っていくことである。そして『神の国』は福音なしでは創ることができない。ある人たちはアイデンティティに気づくことですごく早く救いに導かれる。一方で救われるのに時間がかかる人、良く分からない人もいる。今は激動の時代であり、黙示録の時代である。信仰を持つようになる人と、かえってキリスト教を迫害する人、両極にどんどん分かれる時代でもある。激動の時代が示しているものを、きっちり聖書的に示していくことによって、いろいろなものが簡単に表現できるようになるのではないか」と伝えた。
  
 ビジネス自体が社会貢献や伝道であり、それが楽しみという概念が使命であり、そのような仕事をしている松島氏は、「神の国を創るという使命を伝えることで、生き方もシンプルになり、いろいろなものがわかりやすくなる。クリスチャンがしっかりと使命に歩むと神の国の戦士となる。教会は人が癒され、元気になり、神の戦士となるところ」と述べた。

次ページはこちら「信徒が神に直結していける教会」へ

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