米音楽界、象徴的人物の訃報相次ぐ

　米国の音楽番組「ソウル・トレイン」の初代司会者として知られるドン・コーネリアスさんが１日、カリフォルニア州シャーマン・オークスにある自宅で死亡しているのが発見されたという知らせはファンたちを深く悲しませた。しかし、ポップ界でもバックストリート・ボーイズは早過ぎる死に悲しみに暮れている。

　１月３１日、バックストリート・ボーイズのニック・カーターは妹で歌手のレスリー・カーターさんを失った。２５歳のレスリーさんはニューヨーク州北部で死亡しているのが発見された。死因は処方薬の過剰摂取という。

　レスリーさんは兄弟であるニックやアーロンのように人気絶頂には至らなかったものの、新進の歌手でデビュー曲「Like Wow」が映画「シュレック」のサウンドトラックに使われるなど人気を博した。１９９９年にドリーム・レコード社でファースト・アルバムを収録したが発売は見送られた。

　レスリーさんは、夫マイク氏との間に昨年４月に生まれた娘を残して亡くなった。

　米音楽界は最近、コーネリアスさんとレスリーさん、またブルース歌手のエタ・ジェイムズさん、ホイットニー・ヒューストンさんと、象徴的な人物たちを相次いで亡くしている。