昨年米国でベストセラーとなった『Heaven Is for Real』の子ども向け版が発売された。同書のモデルとなった少年は現在、自身の体験した実話を基に天国への旅について書いている。
同書は牧師のトッド・バーポと妻ソニアの4歳の息子の臨死体験を描いたもので、ニューヨークタイムズのベストセラーリストに52週間にわたって載り続け、そのうち44週間は1位をマークした。
臨死体験から8年。12歳になったコルトン・バーポは、天国で家族と会った記憶が未だ鮮明なものであることをMSNBCに語った。
「僕には天国の記憶がしっかりと残っているんだ。一番思い出すのは、家族とイエスが出てきたことだよ」コルトンは両親とともに出演した「Today show Tuesday」でこう語った。
2003年に盲腸の破裂で数回の手術を受けた後、コルトンは入院中に天国を見たと父親のトッドに話した。トッドがコルトンに、その時の出来事を思い出せるかと尋ねたところ、彼は「うん。天使が僕に歌を歌ってくれたんだ」と語ったと著書に綴られている。
彼は天国で、この世では会ったことのない曽祖父と、母親が流産した姉妹に会ったことを説明した。トッドは一度も曽祖父のことをコルトンに話したこともなかったという。
母親のソニアは、「私たちは初めに息子に質問したの。親ならば誰でも4歳の子どもが語ることは真実としてそれを伝えることができると思うの。彼が語る真実を曲げることはできないわ」と語っている。
子ども向け版の新著『Heaven Is for Real for Kids』は11月8日に発売された。「子どもにも分かりやすい言い回しで、絵も入っているから、よく仕上がっていると思うよ」とコルトンは説明している。
同書は全米の書店や主なオンラインブックストアで販売中。また、コルトンの実体験に基づく映画が現在制作中。
「神がこの物語を祝福されますように。私たちは初め、このことを手紙として書いて数人の人に知らせようと思ったの。だけど、この本は多くの人の心に触れて、爆発的な人気が出たのよ」とソニアは語っている。