キリスト教福音主義は中国共産政権に終焉をもたらすことができるだろうか?
現在中国では国家的な無神論の強制に直面する中、数多くのキリスト教の信仰を持とうとする人々が出現しているという報告書から、多くの活動家がこの問いに"Yes"と答えるだろうと思われる。
中国から亡命し米国に移住した宗教者が運営する新聞「大紀元」に最近書かれた記事によると中国支援ネットワーク及び"the China E-Lobby"会長D.J.マガイア氏は中国におけるキリスト教宣教について期待を寄せているという。
記事によると中国における共産主義政策は中国人に何の満足も霊的な満たしももたらすことができなかった、結果的に共産主義は中国人に人生の中で「何か失われたもの」を探す方向へと駆り立てることになった、と書かれていたという(Agape Press)。
記事の中でマガイア氏は、「中国人は信仰の危機に苦しんでいます。誰もが想像がつくように、 毛沢東主義は人民に何の満たしも与えることはできませんでした。今彼らは中国共産党が強いる過激な愛国主義に依存しなければならない状況にあり、このような体制はどう考えても一時的にしか成立し得ないのです」と述べた。
マガイア氏によると、宗教から遠ざけ、人々の愛国心を育てようとする中国共産主義は、かえって中国政府の最も恐れていたものへと人々をひきつけることになってしまったのだという。
マガイア氏は米キリスト教ニュースメディア"Agape Press"紙に対して「今私たちは信仰を求めて叫び、霊的な満たしを求めて叫んでいる中国人の姿を見ています。そしてますます多くの中国人が信仰や霊的な満たしをキリスト共同体に見出しているのです」と書いた。
マガイア氏によると、「キリスト教がより広く、深く広まることによって中国共産党はより不安定なものになります。なぜなら中国共産党の考え方はキリスト教の教えと根本的に異なるものが存在するからです。 何がキリスト教共同体、特に福音キリスト教共同体と根本的に違うかと申しますと、福音キリスト教共同体は互いにつながっており、かつ分散的に広まっています。ですから共産党がこの共同体を撲滅し、取り除くことが難しいのです。法輪功やローマカトリック教など中心組織のある中国のほかの諸宗教と異なり、このように中心を持たずに分散的に存在していることが、福音キリスト教共同体が中国共産政権に終焉を告げさせる一助となると私が考える所以です」と述べた。