米紙クリスチャンポストによると、ニュージーランドで先週開かれた“Harvesut06”伝道大会で、2千人以上の地元の人々がキリスト教に献身したという。
クライストチャーチウェストパックセンターで開催された三夜にわたる伝道大会イベントに、2万1千人以上の人々が参加し、センター外にも数百人もの入りきれなかった人ができるほどにもなったという。100件近くの地元教会が、“Harvest'06”を主催したハーベスト宣教会に加わり、数万人もの人々にイエスキリストを述べ伝えた。これはニュージーランド史上最大の伝道大会のひとつであったという。
29日土曜日の夜行われた「クルーセイドサテデーナイト」のイベントの中で、ある地元の牧師は「私たちは今回の大会は私たちキリスト教共同体のための強力な投資となることを信じています」と述べたという。
この伝道大会は若者向けに人気ミュージシャンに焦点をあてた伝道大会で、“The Katinas”、“Audio Adrenaline”そしてグラミー賞受賞者Steven Curtis Chapmanらがコンサートを行った。若者の群れがそれぞれのミュージシャンの歌が歌われる直前にステージ前に膨れ上がり、ステージ上のミュージシャンは聴衆に席から立ち上がってキリストのために天に手をかざすように促した。
Chapman氏にとって今回のハーベスト伝道集会のステージに出るのは初めてのことで、今回の大会に多くの恵みがあるように期待して、「私たちはこの大会は宗教以上のものがあると感じています。 喜びで満たされた生活をするのに多くの障害がありますが、すべての艱難は巨大な空間を私たちの魂で満たすための試みなのです。あなたがたは神との関係性を築くために創造されたのです」と述べた。
グレッグ・ローリー伝道師はミュージシャンによるステージが終わったあと、ステージ上に現れ、参加者の心の穴を満たすための説教を行った。彼はお金や名誉、愛を手に入れた何人かの有名人、ミュージシャンらの話を取り上げ、これらの人々のすべてが幸せではないと言っている事実を述べた。さらには、ローリー師はニュージーランドは世界で最も自殺率が高い国のひとつであることを述べ、注意を向けさせた。
ローリー師は、アリーナを埋め尽くしたすべての聴衆に対し、「神は宗教的な人を捜しておられるのではなく、罪的な人を捜しておられるのです。これは神様との関係性の問題です。神はあなたにあなたが心の中で探している生きる希望と目的を与えてくださいます。そしてあなたは本当の意味で意味のある生活を送ることができるようになるのです。イエスはこのことを今あなた方一人一人に伝えています。イエスは『私について来なさい』とあなた方を呼び求めておられます」と大衆にイエスの道をイエスの友として歩き、主と同じ十字架の道を共にすることを呼び求めた。
“Harvest'06”司会者のマリー・ロバートソン牧師は声明文で、「クライストチャーチは1959年にビリーグラハムが訪れて以来このような規模の伝道集会は開かれたことがありませんでした。グレッグ・ローリー師は私たちとごく普通の関係を築いています。ですから彼は多くのニュージーランド人に親しまれているのです。」と述べた。
ハーベスト宣教会常任理事のジョン・コリンズ氏は先週の伝道大会でどんなに意味深いインパクトを牧師たちが集った聴衆らにもたらしたかを言及し、「ここにいるキリスト教徒らは神が先週から私たちとともに歩み始めたという感覚が身についたでしょう。多くの今回の伝道大会でキリストに導かれた若者が彼らの世代のキリストの福音のためにインパクトを与える人物として成長してくれるのが私たちの願いです」と述べたという。