阪神淡路大震災で実弟をなくした森祐理さんが、昨年末のスマトラ沖大地震による大津波で被害が出たタイ・チェンマイとバンコクを巡るチャリティコンサートツアーを実施した。森さんが自身の公式ウェブサイトで報告した。
2月16日に行われたチャリティーコンサートは、バンコク日本語キリスト教会(BJCC)、ワッタナー教会の共催で行われた。
森さんの話によれば、同コンサートには500人以上が集まった。森さんは、第一部で日本の童謡、第二部でゴスペル賛美を披露、また阪神淡路大震災の証しを語るなどした。休憩時に募った募金はすべてタイ・キリスト教団を通じて被害者支援に用いられる予定とのこと。
ツアー中、森さん一行は被災地で救済活動を行う「シーカーアジア財団」やチェンマイの日本語学校も訪問、また、北部タイ文化交流祭に特別出演した。
森さんは最近、阪神淡路大震災で弟を失ったときの悲しみを乗り越え、多くの人々に本当の慰めと励ましを届けたいとの祈りと願いをこめ、震災10周年に合わせてアルバム「Toaching The Heart-光の中に-」(ライフ企画)をリリースした。