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地方の教会とともに 首都圏イースター決起祈祷会

2011年4月8日12時06分
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関連タグ:首都圏イースターのつどいイースター(復活祭)淀橋教会
実行委員長の高木康俊氏(蓮根バプテスト教会牧師)=7日、東京・大久保の淀橋教会で+
実行委員長の高木康俊氏(蓮根バプテスト教会牧師)=7日、東京・大久保の淀橋教会で

第49回首都圏イースターのつどい第3回決起祈祷会が7日、東京都新宿区の淀橋教会で開かれた。

横山聖司牧師(聖協団目黒教会)が司会を務め、第Ⅱテモテ1章6節~8節「それですから、私はあなたに注意したいのです。私の按手をもってあなたのうちに与えられた神の賜物を、再び燃え立たせてください。神が私たちに与えてくださったものは、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みとの霊です。ですから、あなたは、私たちの主をあかしすることや、私が主の囚人であることを恥じてはいけません。むしろ、神の力によって、福音のために私と苦しみをともにしてください」を引用し、東日本大震災という国難のときに、それぞれ違う賜物をもつひとりひとりが苦難の中にある人々を支援していくこと、また私たちが臆病の霊ではなく、神の力によって力と愛と慎みの霊を受けたキリスト者として、苦しみを共にしていくことを呼び掛けた。

その後実行委員長の高木康俊氏(蓮根バプテスト教会牧師)がヨハネの福音書3章16節~17節「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである」を引用し「キリストの愛と希望」と題してメッセージを伝えた。

受難節を大震災と共に迎えた今、多くの日本人が苦しみと不安の中にある。高木氏は、「首都圏イースターのつどいは今年で49回目となりました。来年で50回目となります。私たちは今目に見える人とだけ歩んでいるわけではありません。(これまでの歴史を築いてこられた)多くの証人たちが雲のように私たちを取り巻いており、私たちと共に祈っておられるのですから、どうぞ勇気をもって祈っていただきたいと思います。イースターの集いは神の御力によってなすべき集いです。まさに神様はこの世を救われるためにこの地にこられました。神様はいつも痛みのある人の側に共におられるお方です。大震災で恐怖に遭遇したどうしようもない苦しみ・悲しみをもつ人たちの側にキリストは立っておられます。今の日本に必要なのは復活の力です。復活のキリストを自分自身が体験して、痛みを負った方々に救いを伝えなければなりません。自らがイエスキリストの復活を、自分の人格のうちに体験することが必要です。苦難のときこそ、私たちの信仰と祈りが試されます。中国でのリバイバルは、(中国政府当局による)迫害という深刻な苦難があるからこそ生じています。(復活の主が)自分の生き様となって祈るならば、そこから人々が復活のイエスキリストを体験し、経験していくでしょう。観念的な復活・頭で考える復活をいくら学んでも、聖霊に満たされていなければ、キリストの愛、イエスを(自分の内に)生きておられる方としなければ、私たちの祈りは無力です。今こそ私たちの祈りが本物であるか試されています」と伝えた。

そして大震災復興支援活動中にイースターを迎えるにあたって、「今日本のクリスチャンがそのような伝道をしなければなりません。キリストは私たちに永遠のいのちを与えるために、死なれ復活されました。避難所に行っても、どこに行っても、そこに苦しみの中にある人たちと共に祈る方がいなければなりません。立ったままでも、通路であっても、共に祈ることのできる方が必要です。不安に苛まれた日本の社会で、まさに今生きておられるキリストを祈りによって伝えていかなければならない時代に入りました」と伝え、苦難の最中にある今こそクリスチャンの信仰が試されていることを強調した。

また、地方教会と共に歩むことの大切さについて「今は自らがつくりかえされて祈るクリスチャンとなり、首都圏の教会が自らの教会発展だけに捉われず、地方で苦闘している教会と共にあり、福音を述べ伝えていく時代です。首都圏イースターは首都圏教会のためのみにあらず、日本のリバイバルのためのものです。この日本を救うためにこの集会は始められました」と力強く訴え、「首都圏イースターが神様のご愛の内に満ち満ちて、私たちを祝福していただけますように。一人でも多くの魂をキリストに結び付けてくださいますように」との祈りがささげられた。

その後決起祈祷会に集まった首都圏諸教会の参加者らが3人ほどの小グループに分かれて、ともに祈祷題目を分かちあい、祈る時間がもたれた。伝道大会である首都圏イースターのつどいは5月1日午後3時半から、淀橋教会にて行われる。イースター(復活祭)を機会に、1人でも多くの人にイエス・キリストの福音を知ってもらうことを目的に、首都圏内の諸教会が協力して毎年開いている。

今年の講師は日本同盟基督教団総主事の広瀬薫氏、音楽ゲストは稲垣俊也氏となっている。昨年は800人を超える来場者が訪れた。祈祷会では、実行委員・講師・音楽ゲストが豊かに用いられるため、協力教会が多く起こされて聖霊の一致が与えられ、会場一杯の参加者で満たされるように、配布されるチラシ・ポスターが用いられ、多くの求道者が導かれるように、決心者が豊かに起こされるように、また経済的必要・事故災いから守られ、天候にも祝福されるように、聖歌隊員が多く起こされ、各委員会の働きが祝福されるように祈りがささげられた。

関連タグ:首都圏イースターのつどいイースター(復活祭)淀橋教会
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