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大震災被災地支援、高まるニーズ

2011年3月28日12時39分
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 東日本大震災の被災地では、津波で半壊となった家を片づけるなどさまざまなボランティアが要求されている一方、被災地となった自治体では、ボランティアを受け入れるための燃料・食料が不足し、ボランティアを受け入れたくても受け入れられない状況が続いている。県外からボランティアに出向く人は燃料・食料を持参していかなければならない状態となっている。

 個人で燃料・食料を持参して市を通してボランティアに出向くのは難しい中、キリスト教支援団体が信仰と愛によってチームを成して被災地に出向くニーズがますます高まってきている。

 クラッシュ(CRASH)・ジャパンでは26日、第2ベースキャンプを日立市に設立した。第1ベースキャンプは既に仙台に設立されている。クラッシュでは東北地方の地元教会や宣教師と継続的に継続し、最優先に必要な物資の供給を目指し、災害支援センターを設置している。

 また物質面のみではなく、精神面の癒しも行っている。クラッシュによると、大地震と津波のようなショッキングな体験をした生存者、特に子どもたちの多くは、不安障害に悩まされることが少なくないという。その不安障害はまた、長期にわたって後を引くトラウマを産みだす要因でもあるという。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を含むこれらの不安障害の症状には、障害の原因となったショッキングな出来事の追体験(フラッシュバック)、その出来事に関わる事柄の回避、そして過覚醒症状があり、子どもの場合、これらの症状には、更に家族との別離に対する恐怖感、怒りや攻撃的な行動、ショッキングな出来事を遊びで再現する行動が加わるという。

 クラッシュでは子どもが気楽に来られて、こころを癒される場所、オペレーション・セーフを設ける準備を行っている。オペレーション・セーフでは、経験豊富なクリスチャン・ボランティアが図工、歌、お話、遊びを通して、子どもたちが向き合わなければならない複雑で苦しい感情を処理していく手伝いをする。そのプロセスは、「わたしは一人じゃない」「強く雄々しくありなさい」「君は愛されている」を含めた、オペレーション・セーフの5つの原則に基づいているという。

 現在クラッシュはワールド・ビジョン、サマリタン・パースなどとともに東北地方で子どもたちに焦点を当てた活動を行っていく予定であるという。

 クラッシュではボランティアをホームページから募集している。個人よりもチームに所属している方が迅速に活動に参加できるという。また現在救援物資を運ぶトラックの運転手が特に必要であるという。また物資の提供も新品のみ受け付けている。衛生用品(トイレットペーパー、生理用品)、飲料品・米などが特に必要であるという。

 ワールド・ビジョンは28日、主に宮城県南三陸町の被災者への緊急支援物資配布野第4弾として、南三陸町の避難所に避難している約9300名、隣接する登米市の避難所に避難している829名および被災して自宅にいる人々に衛生キットを届ける予定であることを発表した。同日平和島の倉庫にて、ボランティアの方々とともに一世帯分ずつ梱包し輸送、29日に3000セットが南三陸町、750セットが登米市に到着する予定であるという。衛生セット1セットにつき固形せっけん3個、シャンプー・リンス(P&G提供)消毒用アルコールジェル、歯ブラシ(花王提供)、フェイスタオル(イケア・ジャパン提供)、およびマスク(富士フイルム提供)が含まれているという。物資の保管は住友倉庫から無償で倉庫が提供されたという。26日にはチュチュアンナから避難所の約9,300名の被災者らに靴下・タイツ・婦人用スパッツ・長ズボンなどの下着類が寄贈されている。

 ワールド・ビジョンの関係団体で淀橋教会福祉共生部に設けられた災害支援緊急援助隊「アガペーCGN」も被災地向けに救援物資を詰め込み被災地に輸送・現地での支援活動を行っている。アガペーCGNとして被災地で活動を行っている淀橋教会副牧師の中村和司氏は、「3月11日、日本は変わりました。いや、変わらなければなりません。誰よりもこの悲劇を悲しみ、ここから新しい御業を行おうとされている神様の熱い御思いに答えるべく、一人一人が変えられる必要があります」と述べている。行政によるボランティア支援に限界がある中、キリスト教団体・NGOが提携しながら、また民間企業のサポートを受けながら行う活動にますます期待が集まっている。

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