アフリカ西部のナイジェリアで、イスラム教徒とキリスト教徒の間で衝突が発生し、地元関係者の話などによると19日までに150人以上の死者が出ている。
ロイター通信によると、ナイジェリア中部のプラトー州の州都ジョスで17日からイスラム教徒とキリスト教徒間で武力衝突が発生。18日に一時沈静化したが、19日に再燃。州当局は同日、24時間の外出禁止命令を出したが、武装した両教徒間の衝突は続いているという。
地元のモスク関係者の話として複数のメディアは、死者数が150人以上に上ると伝えたが、一部メディアは、これに医療関係者からの情報を加えて、死者数が約300人に上るとも伝えている。
ナイジェリアは北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、地域的に宗教が別れている。今回衝突が発生したジョスは北部と南部の中間地に位置しており、08年にも大規模な衝突が発生し300人以上が死亡した。