暗闇の中からキリストを信じるようになったインド人の兄弟サレシュは、地元の交わりで弟子訓練を受け、福音を伝えるために送り出された。
ある日サレシュは、人口千人に対してわずか1人の割合しかキリスト教徒がいないインドのある州の近くの町に行った。サレシュが道を行くと、敬虔なヒンズー教徒の若者プレムが道端に座っていた。彼は立ち止まって、プレムに主イエスのことを話した。
プレムは、イエスとその愛について聞き、そのことを考えると一晩中眠ることができなかった。翌日、プレムはサレシュを探し、自分の人生をキリストに明け渡したいと打ち明けた。彼はすぐに、家族、親戚、地域社会からの厳しい反対と迫害に直面したのだが、プレムはそれでも忍耐した。
プレムは、信者らとの新しい交わりの中で、弟子として成長した。そして、地元に弟子訓練があることを聞き、早速それに参加したのだ。
プレムは、訓練の一環としてアウトリーチに出かけ、キリスト信者も教会もない部族の村に着いた。彼はそこで福音を伝え始めた。最初は反対されたが、伝道を続けると、何人かの人が信仰を持つようになった。
この最も福音伝道が遅れていた人々の間に、彼が伝道を続けたことによって、7カ月後、5つの村に5つの家の教会ができた。そしてなんと60人がイエスを主として、また救い主として受け入れた。そのうち26人がバプテスマを受け、34人はバプテスマの準備中だという。
ヒンズー教徒は、共通して悪霊に悩まされるのだが、神はそのような霊的抑圧から彼らを解放し、癒やされた。今これらの村々では、人々の人生、家族、そして地域社会が変えられ始めている。
このような草の根の福音運動が、インドに大きな収穫をもたらすよう祈っていただきたい。
■ インドの宗教人口
ヒンズー 74・3%
プロテスタント 3・6%
カトリック 1・6%
英国教会 0・2%
イスラム 14・3%