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神のはかりごと 穂森幸一(199)

2021年12月30日13時45分 コラムニスト : 穂森幸一
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関連タグ:穂森幸一

わたしは、終わりの事を初めから告げ、まだなされていない事を昔から告げ、「わたしのはかりごとは成就し、わたしの望む事をすべて成し遂げる」と言う。わたしは、東から猛禽を、遠い地から、わたしのはかりごとを行う者を呼ぶ。(イザヤ書46:10、11)

下鴨神社で働いておられた神職の方と以前お会いしたとき、「下鴨神社は京都で最も古い神社の一つであるが、大陸からやってきた渡来人によって建てられたのは間違いのない事実であることは、記録や伝承から明らかです。渡来人は宮大工の技術だけでなく、絹、機織り、馬、羊、酒造、土木技術をわが国にもたらしました」と話されました。

中国の西方に位置する天山山脈の麓にあった弓月の国より、283年に君主がわが国を訪れ、応神天皇に面会し、大人の男性だけで数万人に及ぶ民の帰化申請を行い、受け入れてもらったとされます。大陸から朝鮮半島を経て、対馬経由で日本に来る予定が、新羅が妨害し、移動できなくなっていました。285年、応神天皇は警備の兵を派遣し、やっと日本に来られるようになりました。秦氏の名称でやってきたと日本書紀に記されています。

九州では豊後に上陸し、ここから北上し、近畿地方、関東地方に定着していきます。関東では相模が拠点になりますので、秦野などの名称が残っています。また、太秦(うずまさ)という名称も各地にあります。秦氏は語学も優れていたため、書記官や側近という立場で天皇に仕えますが、土木工事の技能も持っていたため、開墾にも関与し、食料増産に貢献します。養蚕や絹の生産は日本に産業革命をもたらしました。

秦氏に関しては、シルクロードを通ってアジアにやってきたユダヤ系の人々という説と、もともと大陸に住んでいた人々という説に分れているようですが、私はユダヤ系だと思っています。関東地方で発掘された古墳の中からユダヤ人と思われる埴輪が出てきてから、ユダヤ説が日本国史学会でも受け入れられています。

秦氏が日本に来る数百年前から、ユダヤ人は何度も日本を訪れ、定着し、大和民族の構成や大和朝廷の立ち上げに関与していると思われます。最近は遺伝子やDNAの研究が進み、中東の人と日本人しかないといわれる遺伝子なども見つかっています。

一説には、秦氏はユダヤ系で原始キリスト教の流れをくむ景教徒だったといわれます。だから、もともと古代ユダヤ人とは深い関わりを持つ応神天皇が、数万人に及ぶ移住者をすんなり受け入れたのではないかと思います。

秦氏は日本各地の神社仏閣の建立に貢献しています。恐らく、絹の生産や土木工事で得た利益を注ぎ込んだのではないかと思います。八幡神社は大分の宇佐神宮を総本宮にして全国に5万カ所あります。コンビニの数に匹敵するほどだといわれます。また、同じ数の稲荷神社も建立しています。(信じられない話ですが、八幡はヤ・ハタ、秦のヤーウェ、イナリはINRIからキリストを表すという説もあります)

推古天皇の側近であった秦河勝は、広隆寺を建立しています。このようなエネルギーはどこから出てきたのでしょうか。

景教徒は日本の風習と文化の中に溶け込みながら、八幡神社や稲荷神社を自分たちの祈りの場所としていたのではないかと思います。私が神社を訪ねて、牧師と名乗ったとき、宮司さんが「ここの参拝の方式は無視して、自分のやり方で祈っていいですよ」と言われたことがありました。神道では、境内は聖地として重んじるけれども、祈りの様式には固執しないところがあるのだろうかと思いました。そして、景教徒の子孫が神社を建てる動機付けが聖書の中にないか、考えたことがあります。

それから六日たって、イエスは、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に導いて行かれた。そして彼らの目の前で、御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなった。しかも、モーセとエリヤが現れてイエスと話し合っているではないか。すると、ペテロが口出ししてイエスに言った。「先生、私たちがここにいることは、すばらしいことです。もし、およろしければ、私が、ここに三つの幕屋を造ります。あなたのために一つ、モーセのために一つ、エリヤのために一つ。」彼がまだ話している間に、見よ、光り輝く雲がその人々を包み、そして、雲の中から、「これは、わたしの愛する子、わたしはこれを喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい」と言う声がした。(マタイ福音書17:1〜5)

山上の変貌という奇跡を目撃したペテロは、気持ちが動転したのか、ちょっと訳の分からないことを口走っています。新改訳聖書では「ここに三つの幕屋を造ります」と言ったとあります。他の訳では、「仮庵(かりいお)」とか「小屋」とか「避難所」という表現になっています。

どの翻訳を見てもピンとこないのですが、私の勝手翻訳では「神社」と訳したらふに落ちるのです。ペテロの発言にヤコブとヨハネは異議を挟んでいませんので、ユダヤ人であった彼らには突飛なことではなかったのかもしれません。ユダヤ人があちこちに神社を建てていたという考古学的発見も歴史的実証もありませんので、空想の世界です。

日本文化の中に古代ユダヤ人の痕跡をうかがうことができるのに、どうしてあの厳格なユダヤ教や原始キリスト教の様式が残されていないのか不思議でした。ところが、モーセはそのことをはっきりと預言しています。

主は、地の果てから果てまでのすべての国々の民の中に、あなたを散らす。あなたはその所で、あなたも、あなたの先祖たちも知らなかった木や石やほかの神々に仕える。(申命記28:64)

散らされた約束の民は地の果てに追いやられ、神から離れ、偶像に仕えるときもあると、モーセは申命記で3回も預言しています(申命記4:28、28:36、64)。しかし、やがて時が来れば、主なる神を切に慕い求め、神のもとに帰る日が来るという希望(申命記4:29)が示されています。東の果ての大和の国の民が目覚めるときに、主は大きな使命を託されるのです。

この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。(ローマ5:5)

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◇

穂森幸一

穂森幸一

(ほもり・こういち)

1973年、大阪聖書学院卒業。75年から96年まで鹿児島キリストの教会牧師。88年から鹿児島県内のホテル、結婚式場でチャペル結婚式の司式に従事する。2007年、株式会社カナルファを設立。09年には鹿児島県知事より、「花と音楽に包まれて故人を送り出すキリスト教葬儀の企画、施工」というテーマにより経営革新計画の承認を受ける。著書に『備えてくださる神さま』(1975年、いのちのことば社)、『よりよい夫婦関係を築くために―聖書に学ぶ結婚カウンセリング』(2002年、イーグレープ)。

株式会社カナルファホームページ
穂森幸一牧師のFacebook

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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