国内外の宗教指導者らが宗教の壁を越えて世界の平和を祈る「世界平和祈りの集い」が4日、滋賀県大津市の比叡山延暦寺で開かれ、キリスト教、イスラム教、仏教、神道の宗教者ら約800人が集まり、世界の平和を祈った。
87年8月の「比叡山宗教サミット」(世界宗教者平和の祈りの集い)開催を記念し、翌年から毎年8月に行っている。昨年は「和解と協力」をテーマに20周年記念のサミットが2日間の日程で行われ、世界教会協議会(WCC)諸宗教関係対話事務局長のハンス・ウコ氏など国内外の宗教指導者ら約2000人が参加した。
式典では、天台宗の半田孝淳座主が平和祈祷文を読み上げた後、参加者全員が鐘の音に合わせて黙祷。今年はキリスト教から駐日バチカン大使のデ・カステッロ大司教らが参加した。