イエス・キリストを受け入れるのに遅過ぎるということは決してない。
バプテスト・メッセージによると、こう語るのは、94歳の新しい信仰者、米ルイジアナ州ラストンのクック・バプテスト教会で最近、洗礼を受けたオフィーリア・ホワイトさんだ。
興奮しながら洗礼槽に入ったとき、ホワイトさんは洗礼式を見ていた友人たちに、「私は人々に、(クリスチャンになるのに)遅過ぎることは決してないと知ってほしいのです。ぜひ進んでほしいのです」と語った。
何十年もの間、ホワイトさんは自分が既にキリストとの関係を持っていると信じていた。しかし彼女のルームメイトのジョイ・キャンベルさんは、ホワイトさんがまだ洗礼を受けていないことに気が付いた。
キャンベルさんがホワイトさんに霊的な事柄を話した後、ホワイトさんは自分が公にイエスを自分の主、救い主として受け入れる必要があることを理解した。
クック・バプテスト教会の弟子訓練と教会運営を担当しているトッド・フリー牧師は、バプテスト・メッセージに対して、「神が高齢期においてさえ、なお人々の心に触れていらっしゃると知ることは、人々、特に高齢者たちに勇気を与えます」と述べた。
フリー牧師は、「ホワイトさんのような方が他にもたくさんいます。彼らは自分たちがキリストを知ったと思って生涯を歩みましたが、後になって自分はキリストを必要としていることを理解したのです」と述べた。
フリー牧師は、「私はホワイトさんと同じようなストーリーを持つ他の人たちが、ホワイトさんのように洗礼を受け、証しをする勇気を持てるようにと祈っています。私たちは彼女の証しを、神が私たちの教会にお与えくださった贈り物と見ています。そして、神がこの証しの一部になることを私たちにお許しくださったことを感謝しています」と語った。
一方、キャンベルさんは、ホワイトさんをイエスに導く中で、亡き夫ヘンリーさんとの34年間の結婚生活を思い出していた。
2人がまだ一緒にいたころ、ヘンリーさんは教会の執事だったが、自分が信仰の告白をしていなかったことをキャンベルさんに打ち明けたという。そして、ヘンリーさんは64歳でイエスを自分の主、救い主として受け入れた。
キャンベルさんは、「私は、彼がクリスチャンでなかったことに驚きました。彼は、とても長い間、教会で奉仕をしていたからです」と述べ、「私たちはクリスチャンとして、私たちの教会のある人たちは積極的に奉仕をしていても、イエスを知らないことがあるということを理解している必要があります」と続けた。
キャンベルさんは、亡き夫と友人のホワイトさんに起こったことは、「クリスチャンになるのに遅過ぎることは決してないこと、そしてこの人は救われないと1人の人に見切りをつけることを決してすべきではないこと、救いには時間が、長い時間がかかること」を思い出させてくれる証しだと話した。