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愛するとは? 菅野直基

2016年3月23日07時40分 コラムニスト : 菅野直基
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「愛」は、「恋」と混同しやすいです。では、「恋」とはどのようなものでしょう。

「恋」は、相手のいい部分だけを見、相手を過大評価していることが往々にあります。結婚をした後に理想と現実のギャップに気付き、慌てて相手を変えようとけんかをしたり、DVをしたり、性格の不一致などの理由によって離婚をするカップルがいるのはそのためです。

次に、「愛」とはどのようなものでしょう。

「愛」は、相手の全てを知った上で、なお愛することです。最初、相手の「あばたもえくぼ」が、「あばたはあばた」であると気付く日が来ます。そこで対処をしないと、「えくぼまでがあばた」に見えてしまいます。恋はそこで終わります。

しかし、愛とは、恋が終わったところから始まるものです。人は、他人の欠点はよく分かるのに、自分の欠点はなかなか見えません。自分の欠点は見えにくいですが、それは「愛がない」ということではないでしょうか。

誰にでも、恋する相手はいるはずです。相性のいい人、好きなタイプの人がいると思います。しかし、愛せないタイプ、「こいつは許せない!」と思う人に遭遇するは時間の問題で、愛のない自分を見せつけられるものです。

聖書は、「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません」と語ります。

人を愛するとは、目の前にいる人を受け入れ、その人の幸せを願っているかどうかで分かります。遠くにいる飢餓難民を助けるために募金をしたり、被災地の人のために祈れたりするのに、身近な人を愛せないでいる場合があります。

次に、ねたみのあるなしで愛があるかが分かります。天皇陛下、総理大臣、大スターなどにねたみを感じる人はまずいません。しかし、自分と立場があまり変わらず、年齢が近く、能力的に近い人が自分よりも脚光を浴び、称賛され、成功し、豊かな暮らしをしていること知ったときに、ねたみを感じるものです。

ねたみとは、自分の興味のあるジャンルで、しかも、自分が「こうしたい!」「こうなれたらいい!」と思っていることをしている人を見たときに感じます。そんな時、心から祝福し、「よかったねー」と言って、一緒に喜べるかどうかで愛のあるなしは判明します。

愛は、身近な人の幸福や成功を心から喜べる心を持つところから始まります。さらに、愛は、あるがままの相手を受け入れる心を持つことです。消極的には、気に入らない人がいても、誹謗中傷をしたり、うわさ話をしたり、拒絶したり、無視したり、嫌がったり、否定しないことです。積極的には、喜ぶ人と共に喜び、悲しむ人と共に悲しむことです。

聖書は、「目に見える兄弟(人々)を愛することが、神を愛することになる」と語ります。 聖書を一言で要約するならば、「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」という言葉になります。隣人愛に生きるなら聖書を生きていることになります。

しかし、愛に生きるのは困難です。だから、敵を愛し、十字架の上で赦(ゆる)しを祈ったイエス様が必要です。「愛を下さい」と祈り求めるなら、少しずつですが、愛に生きられるように変わります。そして、愛せるようになった分だけ幸せになり、周りの人を幸せにし、その幸せは、世界中に広がっていきます。

海に水を注ぐ川は、最初一滴の水から始まり、それが大きな川になるように、あなたの小さな愛が、やがて大きな愛となって、地域を満たし、地方を満たし、国を満たし、世界を満たします。共に、幸せな国、幸せな世界を作っていきたいですね。

◇

菅野直基

菅野直基(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッション等、地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での讃美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式等、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 外部リンク:

新宿福興教会ホームページ
(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)

菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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