日本キリスト改革派・神港教会(兵庫県神戸市)のオルガン奉献5周年記念コンサートが18日、同教会で開かれる。ノルウェー・オスロの世界的オルガニスト、アンドレアス・リービッヒ氏が、没後300周年を迎える北ドイツ・オルガン楽派最大の巨匠、ディートリッヒ・ブクステフーデ(1637−1707)の作品を中心に演奏する。
同教会のパイプオルガンは02年11月、世界的に有名なオルガニスト鈴木雅明氏の監修により設置。同時に行われた会堂建設と合わせると、完成までに約15年かかった。
ミーントーン調律法による分割鍵盤(1オクターブの黒鍵が通常より2つ多い)を使用することで礼拝音楽を正確により美しく演奏できるが、特殊な仕様のために演奏者が限られているという。
リービッヒ氏は62年ドイツ、ウェストファーレン州ギューテルスロー生まれ。シュトゥットガルト市立芸術大学でルトガー・ローマン氏に師事。88年ダブリン、オーデンセ国際オルガンコンクール第1位。96〜01年にはオスロ・サゲネ教会のカントールを務め、オスロ・バッハ・アンサンブルを指揮。各地で音楽祭やオルガンアカデミーの芸術監督、国際音楽コンクールの審査員を務める。
入場無料。午後6時半開演。問い合わせは、神港教会(電話:078・851・6865、ファックス:078・854・0149)まで。当日は午前10時半から朝の礼拝が行われる。