[ 問題9 ]
マタイによる福音書には「インマヌエル」というヘブライ語が出てきます。
「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』この名は、『神は我々と共におられる』という意味である」(マタイによる福音書1:23)
この「インマヌエル」が聖書で引用される文書はあと一つのみです。それは、次の中のどれでしょうか。
A :イザヤ書 B :エレミヤ書 C :エゼキエル書 D :ルカによる福音書
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正解:A
<解説>
イザヤ書に三回引用されるのみです。
「それゆえ、わたしの主が御自ら あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ」(イザヤ書7:14)
「ユダにみなぎり、首に達し、溢れ、押し流す。その広げた翼は インマヌエルよ、あなたの国土を覆い尽くす」(イザヤ書8:8)
「戦略を練るがよい、だが挫折する。決定するがよい。だが実現することはない。神が我らと共におられる(インマヌエル)のだから」(イザヤ書8:10)
ハレルヤ・イエスさま降誕。「神が我らと共におられる」は、原語のヘブライ語では一つの単語です。「インマ-」は「~と共に」、「ヌ-」は「我ら」、「エル」は「神」です。このように、前置詞が二つの名詞と共に一つの単語を作るのは、ヘブライ語では他にも例があります。