「内村鑑三研究」編集委員会が主催する36回目の内村鑑三の研究会が、9月15日(月・祝)に、東京都目黒区の今井館聖書講堂で開かれる。
内村鑑三は日本のキリスト教思想家・文学者・伝道者・聖書学者であり、日本独自の無教会主義の提唱者。今回の研究会では内村鑑三の「2つのJ」と「日本的キリスト教」、また天皇制における問題点などについて研究報告がされる。
問い合わせは、今井館教友会(電話:03・3723・5479、メール:[email protected])、または、「内村鑑三研究」編集委員の千葉眞(しん)氏(電話:042・304・3439、メール:[email protected])まで。
日時:2014年9月15日(月・祝)午後2時~午後5時
場所:今井館聖書講堂(住所:東京都目黒区中根1−14−9)
費用:会費1000円(学生500円)
研究報告と発表趣旨
1.「内村鑑三についての2つの疑問—日本人とキリスト教をめぐって」:近藤勝彦氏(研究報告東京神学大学前学長)
内村鑑三の日本人とキリスト教をめぐる2つの疑問、一つはよく知られた「2つのJ」の表現、もう一つは「日本的キリスト教の主張」。そこに含まれる問題について考えてみる。
2.「内村鑑三における信仰とナショナリズム―天皇制などをめぐって」:柳父圀近(くにちか)氏(東北大学名誉教授)
「2つのJ」に生きようとした内村の、信仰とナショナリズムの関係はどうだったのか。これに天皇制の問題を加味して、検討する。