Skip to main content
2025年7月9日16時15分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
先立ち行く主イエスに従い進む

先立ち行く主イエスに従い進む-マルコの福音書講解説教-(2) 宮村武夫牧師

2014年1月6日22時09分
  • ツイート
印刷
関連タグ:宮村武夫
宮村武夫牧師+

福音―事実と教え―
マルコの福音書1章14節~34節

[1]序

今回は、マルコの福音書1章14~34節に意を注ぎます。この箇所全体の流れを、次の二つの点に焦点を合わせながら、味わいたいのです。

イ)主イエスの福音における事実と教えの堅い結びつき。
ロ)福音宣教とは、主イエスの呼びかけ(calling)と弟子・人間の応答。そうです。呼応関係(旧約聖書と新約聖書を通じて一貫する契約関係)の確立。

[2]主イエスの福音宣教の核心、そこに見る事実と教え(14、15節)

(1)「ヨハネが捕らえられて後」(14節)
前回、1章1~13節を味わい、主イエス・キリストの福音のために、長い旧約時代を通し備えがなされて来た事実を確認しました。またバプテスマのヨハネが主イエスの道を備えた面(継続性)と共に、主イエスご自身のヨハネとの根本的な違い(断続性)を鋭く描いている事実にも注意を払ったのです。

今や、「時が満ち」(15節)です。旧約聖書(参照・ヘブル1章1節)と新約聖書を貫く一貫性と共に、主イエス・キリストご自身のご人格にある進展性が明確にされているのです。参照ヘブル1章2節、「この終わりの時には、御子によって、私たちに語られました。神は、御子を万物の相続者とし、また御子によって世界を造られました」。

(2)「神の福音」(14節)
神に起源を持つ、神からの福音。

(3)福音の核心(15節)、そこに見る事実と教え
この15節は、マルコの福音書を心に刻むための鍵です。主イエスの福音の内容、福音の核心が明示されています。

「時が満ち、神の国は近くなった」(事実)。主イエスご自身のご人格、その宣教活動を通し、神のご統治が確立(参照・ヘブル1章2節)。
↓
「悔い改めて福音を信じなさい」(教え・命令)。福音の事実と教えは、決して切り離すことはできません。主イエスの福音は、単なる教えではないのです。確かな事実に基づく宣言です。

また単なる奇跡や不思議なことではないのです。出来事と切り離せない、内なる聖霊ご自身の教えと共に人間のことばをもって心にまで語られ、心、生活、生涯において実を結ぶ福音の宣教が伴うのです。

[3]主イエスの宣教の実例、そこに見る事実と教え(16~34節)

14、15節において、最も手短にまた筆太に書いている事実を、16節以下では幾つかの実例を取り上げ、詳しく説き明かしています。

(1)4人の召し出し(16~20節)
主イエスの呼びかけ。主イエスが「ご覧になった」(16節)。「言われた。『わたしについて来なさい』」(命令)。「人間をとる漁師にしてあげよう」(約束)。
↓
弟子たちの応答。「網を捨て」、「従う」。外なる宣教の言葉と内なる聖霊ご自身の教えと導きにより実現する恵みの出来事。

(2)カペナウムの会堂(21~28節)
①「権威ある者のように教えられた」(21、22節)

②汚れた霊からの解き放ちの事実(23~26節)
ここでも、教えと事実は切り離せないのです。

(3)シモン・ペテロのしょうとめ、家庭(29~31節)
福音は、会堂という公の場で告げられ実を結ぶだけでない。家庭において家族に伝えられ、実を結ぶのです。主イエスがペテロのしゅうとめに、「近寄り、その手を取って起こされ」(31節)る。先行する恵みの事実。

ペトロのしゅうとめ、「彼らをもてなした」(31節)。恵みに対する応答。他者に仕える者とされる。これこそ真のいやし。

(4)さらに多くの人々が(32~34節)
29~31節に見る特別な場合だけでなく、さらに多くの人々の解き放ち。ここに「多くの人」(34節)と要約されている人々を個人的に取り上げるなら、23~26節や29~31節に見ると同様な姿に接するに違いありません。

[4]結び

主イエスの福音が私たちに伝えられ、受け入れられるときにも、事実と教えが切り離せないのです。

(1)私たちに現実となる、主イエスと私たちの呼応関係→召命
①人間・私とは、創造者なる神に呼びかけられている者。「神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。『あなたは、どこにいるのか』」(創世記3章9節)。

②召し(calling)と各自の職業
イ)職業欄に、私の母など無職と書いた時代。現在はそうはしない。その本当の意味とは。キリスト者にとって職業の意味とは。

ロ)稼がないけれど、働かないわけではない(退職した医師・花崎老兄が学んだこと。自分はもはや稼がないが、働かないのではない)。

(2)ペテロのしゅうとめに学ぶ、いやしとは
医療従事者、そしてすべて専門職と言われる仕事に従事する者にとって大切な指針、Ⅱテモテ1章7節。目前にいる方が、他者に向けて生かされる存在となるためのお手伝い。

(3)マルコの福音書に見るサタン、悪霊についての記事に対する基本的確認、その現代における意味
参照、悪霊払いの主張と沖縄の基地が噛み合わなかった会合。アメリカの有名な神学校の教授が沖縄を訪問するので、牧師の集いを開くよう本土の友人から依頼を受け、急遽開いた集いでのこと。

沖縄で最も大きな困難は何か。そのために特別な祈りをするとの教授の一見傲慢に見える発言に対して、沖縄の最も大きな困難は基地の存在だ、基地の撤去のため祈りをとの発言。その真意は、相手に伝わらなかった。

①無視、軽視してはいけない。主の祈り、「悪(しき者)から救い出したまえ」。真の敵を見違えない。牛は闘牛士の赤い切れではなく、闘牛士自身に向かう必要がある(参照・エペソ6章10~20節、特に6章19、20節)。

②常に主イエスはサタン、悪霊に勝利、苦しめられている人々を解き放つ。十字架と復活の恵みの事実を通し勝利(参照・ローマ8章37~39節)。

③上記の点に立ち、マルコの福音書を読み進めて行く中で出会うサタン、悪霊、汚れた霊についての記事にも注意したいのです。

◇

宮村武夫(みやむら・たけお)

1939年東京生まれ。日本クリスチャン・カレッジ、ゴードン神学院、ハーバード大学(新約聖書学)、上智大学神学部修了(組織神学)。現在、日本センド派遣会総主事。

主な著訳書に、編著『存在の喜び―もみの木の十年』真文舎、『申命記 新聖書講解シリーズ旧約4』、『コリント人への手紙 第一 新聖書注解 新約2』、『テサロニケ人への手紙 第一、二 新聖書注解 新約3』、『ガラテヤ人への手紙 新実用聖書注解』以上いのちのことば社、F・F・ブルース『ヘブル人への手紙』聖書図書刊行会、他。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:宮村武夫
  • ツイート

関連記事

  • 先立ち行く主イエスに従い進む-マルコの福音書講解説教-(1) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(99) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(98) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(97) 宮村武夫牧師

  • 使徒の働き味読・身読の手引き(96) 宮村武夫牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 日本ローザンヌ委員会、新委員長にバックホルツ美穂牧師

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 等身大のイエス様を信じる 万代栄嗣

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(234)聖書と考える「世界で一番早い春」

  • ワールドミッションレポート(7月9日):スリランカ 公立学校の放課後プログラムが信頼を築き、福音への道を開く

  • コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(7)共同体の重視 臼田宣弘

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 等身大のイエス様を信じる 万代栄嗣

  • 日本キリスト教協議会、米軍によるイラン核施設攻撃に抗議

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 米テキサス州洪水、死者100人超える キリスト教サマーキャンプ参加の少女ら多数犠牲

  • 紛争地の宗教者らが参加、第3回東京平和円卓会議 赦しの重要性、即時停戦など呼びかけ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.