人類の歴史はキリストと反キリストの戦いである
大久保氏は人類の歴史について「女の末と『おまえの末』(創世記3・15)との戦い即ち、イエス・キリストと反キリストの戦いである。イエスはこの地上に神の国を建てようとしておられるが、サタンはこの世の栄華・栄誉を得ることが幸福だと人間に思わせることで、この地上にサタンの王国を建てようとしている。サタンは策略をもって巧妙に人を御言葉や教会、祈りから引き離すように誘惑している。毎瞬毎分神様を選ぶか、サタンを選ぶかの戦いである。私達はロボットではなく、自由意思を与えられている。毎回神様を選べば、キリストの徳の高さにまで成長していくことができる」と説いた。
大久保氏は、明治期後期の再臨運動においては、教団の指導者が「日出づる国は日本」と発言するなど、再臨の講義が熱心に行われていたようであること、一方で今日でも世界中で「日本が日出づる国」であることが言われており、現にエルサレムを中心に世界を同心円状に12等分すると、日本は日の出る方向の東端に位置していることを紹介した。
日本でリバイバルが起きなければ、世の終わりは来ない
大久保氏は世界の終末について「日が昇らないと、日は沈まない。日本が起きなければ、本当の意味の世の終わりは来ない。日本を放っておいてリバイバルはできない」と世界の多くのキリスト者が考えていることを紹介した。
大久保氏は日本民族について、「日出づる国の民であることを自覚しないといけない。その上でどのように祈り、何をなすべきかを知らなければならない」と説いた。
大久保氏は「日出づる国が日本だという証拠を聖書から見ていかなければならない」と伝え、「聖書の宇宙観は地球が中心。太陽・月・星は地球を照らし、季節・日・年を記すために創造された。地球は地球であり、星ではない(創世記1・14)。神様はこの地球を人間に与えられ、地球の中心としてイスラエルをモデルとして選ばれた。イスラエルの歴史を見ると、神様がどんなにすばらしいお方かがわかる」と説いた。
大久保氏は旧約聖書で「日の上る所から沈む所まで(詩篇50・1、詩篇113・3、マラキ1・11)」という言葉が使用されていることを紹介し、「聖書の世界観では宇宙の中心に地球があり、地球の中心にイスラエルがある。エルサレムを中心に世界を12等分すると、そこに諸国がきちんと当てはまるように御言葉が書かれてある」と説いた。
大久保氏は「日の出る所から、その沈む所まで、わたしの名は諸国の民の間であがめられる(マラキ1・11)」と預言されており、日の出る方に当たる中国や韓国、イランでもリバイバルが生じている中で、日本だけがリバイバルから取り残されていては、終末は起こらないと指摘し、日出づる国の日本からリバイバルが起こる証拠の御言葉として「こうして、人々は西の方から主の名を恐れ、日の出る方からその栄光を恐れる。主は、せき止めた川を、そのいぶきで押し流すように、こられるからである(イザヤ59・19)」を挙げた。
日の上る国々からイスラエルへ、一致して伝道を
大久保氏は「日出づる国である日本の国旗が日の丸と制定されたのには、『神様の深い摂理が感じられる』」と説き、日本のリバイバルについて「リバイバルをせき止めた川を押し流すように福音を伝える軍団が起こされる。終わりの時代には日の上る方向からイスラエルに向かって伝道する人が出て来る。この方向にある韓国、北朝鮮、中国、日本がひとつになって福音を伝えていかなければならない。(イスラエルから見て)日の上る方向の国々を破壊しようとするサタンの働きに乗せられてはならない。日の上る国として日本が何が何でも起き上がらなければならない。日の上る方向にある国々が聖霊で一致するようにならなければならない」と説いた。
日中韓で緊張関係が高まっている領土問題については、「神様の定められたとおりに国境が決まるように、何年かかっても(武力ではなく)話し合いで決まるように、リーダーたちに知恵が与えられるように祈らなければならない」と説いた。
大久保氏は領土問題の背景にある資源問題についても指摘し、被造物が主にあって繁栄するように「大自然に対して、全地に対しても主をほめたたえよ(詩篇148篇)と命じなければならない」と勧めた。