ジーザス・ネット・ジャパンは、ネット上で助けの必要な人々、答えを求めている人々への援助を行い、そのような人々が安心してディスカッションができる場所を提供し、オンラインとオフラインで信仰者と求道者をつなげる架け橋となる役割を果たしていくために、諸教会やキリスト教団体のパートナーとして共に働いていくことを使命としている。
ジーザス・ネット・ジャパンによると、グーグルの検索エンジンでは頻繁に「神様」「癒し」「希望」等の救いを求める言葉で検索がかけられているインターネット社会から、多くの人々が人生の本来の意味を模索し、目的を見出せずに苦悩している状況にあり、そのような人々は、クリスチャンが求めているところの信仰の欠如ゆえ、さらにクリスチャンの友人とのコンタクトがないために抱えている問題が解決出来ない場合があることが伺えるという。
Jesus.netは、クリスチャンの団体として立ち上げたインターネットサイトとして、日本最大を目指し、ウェブサイトを利用している日本国内の人々をターゲットにして今後数百の地域社会のクリスチャンを対象にeコーチングのトレーニングを開始し、首都圏に限らず、全国レベルで福音をメディア伝道を通じて広めていく予定であるという。
~受講者が主体、eコーチはその傍らに寄り添う役割~
今回のセミナーでは、ヨーロッパで始まったオンライン伝道の試みであるJesus.netをアジア初の試みとして日本で導入するにあたって、eコーチと受講者の関係性について、「受講者が主体的になって、イエスを知りたいと思っている人をeコーチがその傍らに寄り添って助ける働き」であり、eコーチが受講者に一方的に教えて消化させる関係ではないこと、受講者が主体的にキリスト教を知っていくことができるようにeコーチがその「踏み石」を置いて行く役割を果たしていくことが説明された。
最終的には、「受講者の今いるところから信仰に至るまで、相手の道ができるように『踏み石』を置き、相手が最終的に教会を通して神様につながるようにする」ことが目標であるという。5週間受講者に寄り添いながら付き合い、問答しながら次のステップに進んでいく形を取っていくという。
またeコーチは受講者の横に座って、友達のように親しくなって、イエス・キリストを伝えるのではなく、あくまでコーチとして、受講者の傍らに立って、必要なサポートをする立場にあることが確認された。eコーチが質問主導主義で、受講者が自分でイエス・キリストを知ることを助ける役割を果たしていくことが重要であるという。
また、受講者との対話において、マニュアルに従って動かないで、自分の言葉で受講者に答えること、原則論や持論を押し通さないこと、相手が間違った方向に歩もうとしていても、怒らず忍耐深く、質問主導で道を修正できるようなやり取りをするように心がけること、参加者の話を聞いて、次の段階、質問の答えを自分で見つけられるような質問をしていくように注意することが必要であるという。
オンライン伝道について、インターネット上での双方向コミュニケーションの特徴として、匿名性によって、自分の正体が知れることを心配せずeコーチ聞くことができ、対話や嫌になったらすぐにいなくなることができること、見知らぬ人でもすぐに個人的な会話ができること、および機械的で非感情的な会話になってしまうこともあることが挙げられた。
このような顔と顔とを合わせて対話するのではない環境下において、eコーチとして「親切な対応」、「強すぎる言葉を避けること」、「要点を分かりやすく、読みやすく、くどくならないように伝えること」、「感情的に反応しないこと」、「必ず数度読み返し、感情的になったか心配な場合は、時間を少し置いてから送ること」などの注意点が指摘された。
ジーザス・ネット・ジャパンは、3月初旬にも広く誰でもイエスのことを学べる5週間のオンラインコース「WhyJesus.net」を開設し、ジーザス・ネット・ジャパンが受講者とメールで対話しサポートするためのeコーチを募集している。同セミナーの2回目は17日午後7時半から、同事務所にて開催される。申し込み・問い合わせはジーザス・ネット・ジャパン事務所(TEL:045・228・9540、070・6474・4096)まで。