8月5日、日本基督教団銀座教会東京福音会センター(東京都中央区)で、都内18のキリスト教学校合同説明会「第6回キリスト教学校フェア」が2日間の日程で開幕した。
午前中には、林田秀彦鎮西学院院長・理事長による基調講演が同教会大礼拝堂で行われた。林田氏は、「新しい家族力を育む」と題して講演を行い、今日の家庭、社会の問題の解決のためには新しい家族力を育むことが必要と話し、キリスト教学校が愛の土台となる神様の愛を、聖書の真理を伝えることで、新しい家族作りの発信の場となればと語った。
林田氏は公演後本紙に対し、都市部のキリスト教学校の課題として、教育の特色をより多くアピールしていくことが必要ではないかと語り、そういった意味では、キリスト教学校フェアはひとつの意義ある集まりであると話した。
午後からは生徒による学校紹介も行われ12校が参加。学校案内の展示と相談コーナーは午前10時の開館から午後4時の閉館まで設けられていた。
明日6日は、展示や相談コーナーのほか、「生徒による音楽の調べ」として、各校の聖歌隊や吹奏楽部などによる音楽演奏が行われる。
キリスト教学校フェアの意義について、発起人の一人である水口洋玉川聖学院中高部長は、単なる学校紹介の場ではなく、キリスト教学校の雰囲気を知ってもらう場になればと語った。また、校長会や教員の交わりもあり、職員同士のつながりの場としても重要であると語った。
キリスト教学校の合同説明会は各地でも広がっており、今年6月には神奈川で5回目のキリスト教学校展開催され、また、8月6日には、福岡大名町カトリック教会で、福岡県内9校のキリスト教学校が参加する第2回目のふくおかキリスト教学校フェアが開かれる。
第6回キリスト教学校フェア参加校一覧
青山学院中等部・高等部、桜美林中高、恵泉女学園中高、啓明学園中高、香蘭女学校中高、国際基督教大学高、頌栄女子学院中高、自由学園中等 科・高等科、女子学院中高、女子聖学院中高、聖学院中高、玉川聖学院中高、東洋英和女学院中学部・高等部、普連土学園中高、明治学院高、明治学院中・明治 学院東村山高、立教池袋中高、立教女学院中高。