今春首都圏で開催される2つの超教派宣教大会「首都圏キリスト教大会」(5月12〜14日)、「東京イースターの集い」(今月16日)の合同決起祈祷会が7日、東京都の淀橋教会で開催された。都内から教派を越えて参加者が集い、首都圏の宣教のために熱心に祈った。福澤満雄牧師(ジャパン・カルバリークルセード主幹)がメッセージを取次ぎ、招きに応じて両大会の奉仕決心者が与えられた。
福澤師はメッセージにルカの福音書18章35から43節を引用、「ナザレのイエスがお通りになるのだ」との題目で御言葉を宣べ伝え、「主イエスの訪れ」を一言でも伝えれば、神は救いの働きを起こされると語った。
本文で盲人が癒し主イエスが来られた事を知り、主を叫び求めて救いにいたったのは、通りにいた人が「ナザレのイエスがお通りになるのだ」と語ったため。福澤師は、自身が献身を決意したときの証を語り、そのとき受けた一言の大切さを強調した。宣教奉仕における小さくとも一人一言の証、一つの奉仕は誰にでもできるとし、大会奉仕への決心を呼びかけた。
呼びかけに応じて参加者約100名の中から数十名が立ち上がり、福澤師とともに献身の祈りをささげた。両大会ではメッセージを聞いて決心した人のためにカウンセラーを募集しており、決起集会後カウンセラー講習会が持たれた。
また、教派を超えた首都圏のクリスチャンで構成される合同聖歌隊、障がいを持つ参加者のための奉仕者、会場運営の奉仕者などが募集されている。両大会を通して大会を特定教派、教団の信徒としてよりむしろ、首都圏のクリスチャンとして教派を超えた宣教協力の場が与えられている。
東京イースターの集い実行委員長の中島秀一牧師(荻窪栄光教会)は、44年の歴史を持つ同大会が、断食祈祷聖会、ケズィックコンベンションなどと並ぶ首都圏超教派宣教大会であると述べた。東京イースターの集いの成功なくして首都圏キリスト教大会の成功はない。中島師は両大会に協力する諸教会が力を分散させることなく、すべての大会が一つのつながりとして主の御わざが起こることを願うと語った。
首都圏キリスト教大会会長の峯野龍弘牧師(淀橋教会)は、参加教会が増し加えられている事に感謝し、首都圏からなお多くの教会が教派を超えて宣教のために集うよう、協力を呼びかけた。また峯野師は海外の諸教会からも祈りの協力が注がれていることを紹介。同大会が、宣教後進国である日本にもたらされた希望として世界からも期待されていることを語った。「みなさんの教会においてこの大会に対する十分な理解がなされていなければ、みなさんが良き知らせ役となって、多くの参加者を得るように伝えてください」