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生存者との再会-希望の光見え始める

2011年3月22日12時54分
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西城倖花(こうか)ちゃん(1歳4ヵ月、写真提供:ワールド・ビジョン)+
 11日生じた東日本大震災からはや10日が経過し、国内外キリスト教団体含む救助団体の活発な支援活動が進み、毎日のように生存者の発見や離れ離れとなっていた被災者らの再会の知らせが届いている。大災難の中にあってこれからの復興に向けた希望の光が確実に見え始めてきている。

 クラッシュ・ジャパンによると、仙台の石巻聖書バプテスト教会牧師岡本弘氏が津波以来連絡が取れず安否が懸念されていたが、クラッシュ・ジャパンのチームが現地に行ったところ、岡本氏の消息をつかむことができたという。岡本氏は災害発生時、素早く行動して車で教会メンバーの住宅を回り、低地に住むメンバーを助けることができたという。21日、クラッシュ・ジャパン本部から第3チームが出発し、被災地へ援助とサポートを届けるという。他にも被災地では、倒壊家屋の中から生存者が救われる場面が目撃されている。クラッシュ・ジャパンは援助を必要としている地域へのサポートに努める一方で、サポートに必要なリソースが非常に不足しているのが現状であると訴えている。

 20日には教会を助ける教会(CHC)がクラッシュ・ジャパン仙台キャンプに到着、CHC執行役員トマス・キム氏はクラッシュ・ジャパンと協同することで「人が人を助けるところ、神様が働かれるところを見ることを楽しみにしています」と述べた。クラッシュ・ジャパンは被災地で背後に回って背景に溶け込み、日本の教会ネットワークをサポートしていこうとしている。

 国際NGOワールド・ビジョンでも被災地に支援物資が続々と届き始めていることを発表している。ワールド・ビジョンから赤ちゃん用オムツの支援を役立てている被災者の西城さち江さんはワールド・ビジョンに対し、「南三陸町の自宅で、倖花にお昼寝をさせていた時に地震は起こりました。倖花を抱いて外に出た後も地震は本当に長く続きました。これは津波が来る、と思いました。急ぎ倖花の身の回りのものなどの荷物を持って日ごろ訓練をしている避難所に逃げました。しかし、海は、まるでお風呂の水があふれるようにまたたく間に水かさを増し、大きな津波となって迫ってきました。その大きさを見た時、今居る避難所では助からないことが分かり、倖花を抱いて必死で山をよじ登りました。高台に着いた時、ミシミシと音を立てて自宅が津波に流されていくのを見ました。その日は雪が降っており、とても寒かったのですが、13人位のご近所の皆さんとともにそこで野宿をしました。持って逃げた荷物も何もかも流されてしまったので、倖花のオムツに困りました。その時、ペット用のトイレシートを持っておられた方がそれをくださり、オムツの上に重ねてオムツ代わりにしました。また、お腹をすかせた倖花のためにと、ご年配の方がポケットにあった黒飴をくださいました。それはとても硬かったのですが、なんとか噛み砕いて倖花に与えました。夜が明けて、消防署の方が助けに来てくださり、また津波がくるかもしれないという恐怖の中、急いで歩いて逃げました。途中のホテルで少し休憩をした後、サンダルだった私は、それを脱いで靴下のまま線路の枕木を歩き続けました。背中の倖花は、『イチ、ニ。イチ、ニ。』と応援をしてくれました。途中、真っ暗なトンネルの中を歩く時には、皆さんが携帯の明かりで助けてくださいました。何とか、救助のバスがくるところまで出て、この登米市の横山小学校の避難所にたどり着いたのは夕方の4時頃だったと思います。大人は、食べ物や着るものが無くてもしばらくは何とかなります。けれど、子どものためのオムツやミルクなどが無いと本当に困ります。避難所にオムツを届けてくれて本当に良かったです。ものすごく助かっています。家もお金も全て無くしましたが、本当に、皆さんに助けられています。」と震災当時の様子を打ち明けた。
 
 警察庁によると、21日午前において、東日本大震災による死者・行方不明者総数は2万1592人に達している。

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